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KDDIはローソンと組んで何を仕掛ける? 携帯ショップの雇用問題解決にも? 株主総会で語られたこと

ITmedia Mobile / 2024年6月19日 23時4分

 高橋氏も「ラストワンマイル、リアルな接点は非常に重要」とコメント。「そういう意味で今回ローソンに出資させていただいた。1万4600店の接点を活用して何ができるのかを、今、真剣に議論をしている。この秋口には具体的なサービス内容を皆さんにお届けできると思う」と語った。

●5G Sub6の2波は「大きな武器」 5G SAも見据えてエリア拡大

 KDDIのケーブル事業についての質問があり、執行役員専務 CTO コア技術統括本部長の吉村和幸氏が回答した。

 「KDDIの海底ケーブル事業は大きく2つ。1つは皆さまの通信を、海底ケーブルを通じて各世界とつないでいること。海底ケーブルの陸揚げ局、ならびに海底ケーブルの保守をしている。また、海底ケーブルを実際に引く作業も行っていて、こちらは子会社のKDDIケーブルシップが行っている。海底ケーブルの敷設、修理を行っており、そのための2つの船を持っている。「つなぐ力を進化させる」ため、この重要な海底ケーブルの事業をKDDIで行っている」

 また、事業計画に示されたSub6エリアの拡大について、今後、5Gネットワークの品質向上にどの程度取り組んでいくのかという質問があった。この質問にも吉村氏が回答。

 「現在、KDDIは業界最多のSub6の基地局を打っているとともに、衛星干渉の軽減でエリアも関東で2.8倍、全国で1.5倍に広がっている。今後もトラフィックはどんどん増えていくので、しっかりと対応していきたい。特に弊社の場合、Sub6の周波数を2波、100MHz帯域幅を2つ持っている。例えば都内の繁華街や、今後どんどんトラフィックが伸びていくところに対して、この周波数2波を使って、より高速なネットワークを作っていきたい。

 あわせて今後、5G SAのサービスも始まっていく。5G SAは5Gの周波数だけを使っているので、そこにしっかり対応できるように、Sub6のネットワークの面を広げていく。基地局は昨年度もかなりの数を打ってきた。この品質を維持するために、引き続きしっかりと対応していきたい」

 高橋氏も「このSub6の2波はわれわれにとって大きな武器。しっかり拡大して、競合と戦っていきたい」と意気込んだ。

 株主優待変更について「ネット環境がない人でも利用できるのか」といった質問があった。最勝寺氏は「株主優待に関するサポート窓口を設置する予定。ネットの利用に不慣れな株主に対して丁寧に対応していく」と理解を求めた。

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