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「OPPO Reno11 A」速攻レビュー 4万円台の高コスパ、カメラの進化と急速充電対応がうれしい

ITmedia Mobile / 2024年6月20日 11時5分

 広く流通しているUSB PD対応充電器の場合は、最大55W(PPS)に対応している。実際に出力100W対応のUSB PD充電器(Anker 737 Charger)で1%から充電したところ、59分でフル充電できた。OPPOのSuperVOOC対応充電器を入手しづらい場合は高出力なUSB PD対応充電器を購入するのも手だ。

 利用時のバッテリー持ちもよく、スリープ時のバッテリー消費も少ない。1日12時間ほど持ち歩いて利用してもバッテリー残量は30%程度しか消費しなかった。より負荷の高いアプリを利用し続ける場合は別だが、1日の利用中に充電を気にするシーンはほぼないだろう。就寝中などの生活パターンをもとに過充電を防ぐ「スマート充電」機能も搭載。この機能を有効にすると、4年後も80%の最大容量を維持できるとしている。

●プロセッサを「Dimensity 7050」に刷新 アプリの動作は快適だ

 ミッドレンジの使い勝手に大きく影響するのが、プロセッサの処理性能だ。Reno11 Aは近年高い評価を得ているMediaTek製のミッドレンジ向けチップ「Dimensity 7050」を搭載した。

 Antutu BenchmarkとGeekBenchのベンチマークを実施したところ、ライバルモデルが搭載するQualcomm製「Snapdragon 6 Gen1」と同レベルの性能を確認できた。普段の使い勝手で大きい差は出ないものの、ライバルモデルの価格が全体的に上がっていることを考えるとReno11 Aのコストパフォーマンスのよさが際立つ。

 メインメモリは8GBだが、仮想メモリ機能を使うと最大16GBまで拡張できる。将来的にスマホ全体の性能向上に伴って各アプリの動作条件が厳しくなっても、ある程度は使い続けられる。

 実際の使い勝手だが、近年のミッドレンジ向けチップは性能向上が著しくアプリの動作はもちろん、アプリのインストールや多くのゲームも適切な設定にすれば快適に動かせた。

 ストレージ容量は128GBだが、microSDを増設できる。写真や動画を多く保存するなら利用するといいだろう。

 なお、Reno11 Aは最近では珍しくなったデュアルnanoSIMスロットを搭載したモデルだ。片方のスロットはmicroSDとの排他利用になっている。eSIMにも対応しているので両方のnanoSIMスロットを使うケースは少ないだろうが、どうしてもデュアルnanoSIMが必要な人にとってはありがたい。

●4万円台ながら高品質なカメラ、処理性能、急速充電が魅力のモデル

 OPPO Reno11 Aは他社ミッドレンジの価格帯が6万円前後に移行する中、4万8800円というお手頃価格を維持しつつも大画面ディスプレイや6400万画素カメラ、処理性能の向上と生成AI、急速充電対応と利用者にとって便利な機能を詰め込んだモデルだ。手ごろなスマホを短期間使うにせよ長く使うにせよ、高コスパを実感しやすいモデルに仕上がっている。

 お手頃なミッドレンジはここ2~3年で競争が激しくなり、機能や性能が大きく向上している。Reno11 Aも上述の通り、5万円以下のモデルながらハイエンドモデル向けの機能も取り込み使い勝手がいい。新たにスマホを購入する人はもちろん、数年前のミッドレンジモデルを購入した人の乗り換え先としてもおすすめしたい。

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