1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

スマホ充電レンタル、便利なのに大半の人が知らないワケ 「ChargeSPOT」の認知度向上に必要なこと

ITmedia Mobile / 2024年6月21日 13時26分

 若者が多く利用し、それ以外の年代に浸透していない要因は、キャッチコピーにあると考える。例えば、公式Webサイトの文言は「行き先で、スポッと返却」となっており、初見だと何のことかが分かりづらい。

 加えて、駅構内の改札付近という人目に触れる場所に設置された、広告付きのバッテリースタンドは、目線の先に巨大広告があり、ChargeSPOTの張り紙はその上のわずかなスペースにしかない。

 バッテリースタンドは、特にリテラシーの低い人からすれば、何に役立つかが分からないはずだ。そのため、キャッチコピーを「コンセント難民を助けるバッテリーレンタル」とし、バッテリースタンドの在り方の見直しも必要だと筆者は考える。

 INFORICHが今後、ターゲットとすべきは、既にバッテリーを所有している人ではなく、バッテリーを持ち歩きたくない人や、ACアダプターの所有者で電源の確保に困っている人だ。

 バッテリーは持ちたくないが、ACアダプターは持っている。でも、出先でわざわざコンセントを使うために、マクドナルドへ駆け込み席を確保、充電のためだけに数百円払ってコーヒーやハンバーガーを注文するくらいなら、1時間未満で330円(7月1日以降の料金)のChargeSPOTがうってつけではないか? そう思ってしまう。

 こんなストーリー仕立てで、困り感を解決してあげると、ChargeSPOTの認知がより広まり、「端末の長寿化やAIスマホ増加などで、モバイルバッテリーシェアリングの重要性が高まる」とするINFORICHの説得力も増すのではなかろうか。

 今後、スマホ充電の需要がますます拡大する見込みだけに、ChargeSPOTの利用者を街中で見かけるくらいにまで成長することを期待したい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください