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後付けできるミラー型ドラレコ「ミラーカム3」を試す “爆光液晶”で見やすく、車の後方視界を劇的に改善できる

ITmedia Mobile / 2024年6月26日 6時10分

 ちなみに、これではルームミラーが傷付いてしまうのではないかと心配になるが、筆者の環境では1カ月ほど使用して問題は起きていない。気になるようであれば、布を挟むなど対処してもいいだろう。

 ミラーカム3の上部には左からリアカメラ、フロントカメラ、microSDメモリーカード、電源の接続ポートがある。

 ここにも同製品の強みがある。液晶をカバーしているフロントパネルが上部に少し伸びているデザインが採用されており、この余白によって接続したケーブルが隠れて見た目がスッキリする。他のデジタルインナーミラー製品でこうした工夫があるのは見たことがない。

 さらに多くのデジタルインナーミラーは、フロントカメラが本体と一体型であることが多いが、ミラーカム3は独立型だ。ディスプレイの角度を見やすい位置に調整してもフロントカメラの画角が変わってしまうことはない。

 リアカメラは車内外兼用のため少々武骨である。配線などを工夫したほうが見栄えはいいだろう。

 シガーソケット電源やリアカメラなど、車内で取り回しを考えなくてはいけないケーブルは3本ある。慣れている人であれば説明は不要だと思うが、こうした作業に慣れていない人は業者に任せたほうが安心だ。ネオトーキョーの公式サイトでは、こうしたECサイト購入の製品にも対応している出張取り付け業者が紹介されている。利用を検討してもいいだろう。

●ミラーカム3の画質は?

 ミラーカム3のようなデジタルインナーミラー兼ドラレコの場合、録画データだけでなくリアルタイム表示の視認性も重要になってくる。結論からいえば、いずれも文句なしだ。

 ミラーカム3は10.88型の液晶ディスプレイ(1920×480ピクセル)を搭載している。ネオトーキョーが“爆光液晶”“晴天のオープンカーでも全く問題なく使える”とうたっているように、他社を含む従来製品に比べてディスプレイが明るさを売りにしている。明るさセンサーによる自動輝度調整もある。

 確かに筆者が過去に使ったことがあるデジタルインナーミラーよりも明るく、日中でも困ることはなかった。ただ、初めてのデジタルインナーミラーとして使う人からすれば、当たり前にあってほしいレベルの明るさであり、従来製品が暗すぎたともいえる。これからは“爆光”がスタンダードになっていくだろう。

 走行中、表示の遅延などは感じられず、映像は鏡像となるので左右の見え方も通常のミラーと同じ。下の映像を見てもらうと分かるが、タッチパネルの感度や動作も快適だ。

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