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後付けできるミラー型ドラレコ「ミラーカム3」を試す “爆光液晶”で見やすく、車の後方視界を劇的に改善できる

ITmedia Mobile / 2024年6月26日 6時10分

 夜間の表示も申し分なく、通常のミラー以上に視認性が上がった。

 テストに使用した車両はリアウィンドウに透過率が数%代というかなり濃い目なフィルムを貼っている。カメラは内側に設置しているため影響を受けるのだが、それでも通常のミラー以上の視認性を確保できた。

 録画データも確認してみよう。以下がフロントカメラとリアカメラを夕暮れと夜間で撮影したものだ。フロントカメラは1920×1080ピクセル/27.5fps、リアカメラは1920×1080ピクセル(補完により動画は2560×1440ピクセルで収録)/25fpsで、センサーはソニーの「IMX307」を採用している。

 画質はいかにもフルHD対応のドラレコといった感じで、高画質というわけではない。夕暮れと夜間共に現場記録用として十分といったところだ。旅の思い出といった用途の動画撮影には厳しいだろう。

 特にフロントカメラは以前レビューした「70mai Dash Cam 4K A810」と比べるとどうしても劣ってしまうが、こちらは「デジタルインナーミラーである」という絶対的な優位性があるので筆者はこちらを選ぶ。

●データの取り扱いはどうか

 ミラーカム3の録画データは「.ts形式」で、録画時間を5分に設定したところ1ファイルにつきフロントカメラは455MB、リアカメラは578MBだった。microSDメモリーカードには「F」と「R」というフォルダが作られており、目的のファイルを探しやすい。ちなみにスマホアプリ連携などは用意されていない。

●期待したい改善ポイント

 ミラーカム3は全体を通して気に入っているが、“強いて言えば”という改善ポイントはいくつかある。

 1つ目は起動直後のホワイトバランスの安定だ。筆者の環境では、ミラーカム3が起動した直後、リアカメラ映像のホワイトバランスが崩れており、緑っぽく表示される。走り始めて映像が動き出すと調整され正常に戻るので支障はないが、もしこのテスト機材の固有の問題でないなら次期モデルでは改善してほしいところ。濃いめのフィルムが影響している可能性もある。

 2つ目はmicroSDメモリーカードの取り外しにくさだ。ミラーカム3は本体上部のケーブルが隠れるデザインで見栄えがいい。ただ、microSDメモリーカードのスロットも同じところに配置されているので、録画データを取り出したいときスロットの位置にかぶるケーブルやゴムバンドを取り外さないとアクセスが難しい。

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