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楽天モバイルの「プラチナバンド」は1.7GHz帯との“ベストミックス”で展開 5G速度も向上させ1000万回線の早期達成を目指す

ITmedia Mobile / 2024年6月27日 21時9分

【訂正:2024年6月28日10時20分 初出時、「6月24日時点」としていましたが、正しくは「6月27日時点」です。おわびして訂正いたします。】

 27日のカンファレンスでは、三木谷氏がボタンを押すと同時にプラチナバンドが開通するセレモニーも実施した。

 その後、700MHz帯エリアにいるスタッフから、700MHzに接続したスマートフォンから三木谷氏に通話をかけるデモも実施。現地の楽天モバイルスタッフが、接続しているバンドが分かるアプリを用い、700MHz帯のBand 28に接続していることも示した。三木谷氏も電話がかかってくるまでは「本当につながるのかな?」と半信半疑の様子だったが、実際に通話ができて「ちゃんと聞こえているね。よかった」「ウソじゃないってことだよね」と安堵(あんど)した様子だった。

 プラチナバンドを大々的にアピールする楽天モバイルだが、同社に割り当てられているのは下りと上り、それぞれ3MHz幅にとどまる。700MHz帯で通信速度の向上を図るというよりは、1.7GHz帯でカバーしきれない“カバレッジホール”を埋める手段として700MHz帯を運用していく。

 楽天モバイル 執行役員 副CTO 兼 モバイルネットワーク本部長の竹下紘氏は「1.7GHz帯を高密度に打っているが、周波数特性からどうしても届きにくい場所がある。全国規模でカバレッジホールを把握しているので、そこに対してプラチナバンドを打っていくケースもある。帯域幅が狭いので、都市部のカバレッジホールは1.7GHzも使ってベストミックスで打っていくのが基本的なポリシー」と説明する。

 帯域幅の少ない700MHz帯にトラフィックが集中してパケ詰まりが起こるケースも懸念されるが、「1.7GHz帯があるところでは1.7GHz帯を優先させることを基本的なポリシーとしてやっていく」(竹下氏)。Open RAN対応の完全仮想化ネットワークの知見も生かし、矢澤氏は「ベストミックスで最適な周波数を提供できるようにやっていく。そこは強い自信を持っている」と話す。

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