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「ふるさと納税」を今こそやるべき理由 お得になる仕組みと注意点を解説

ITmedia Mobile / 2024年7月21日 10時5分

 前述の5万円のふるさと納税の例は、控除上限額が5万円のケース。この場合は自己負担額の2000円で1万5000円分の返礼品がもらえるが、控除上限額が5万円の人が7万円のふるさと納税をした場合、税額控除は4万8000円になるので、自己負担額の2000円と控除されない2万円を合わせた2万2000円で1万5000円分の返礼品をもらうことになる。逆に損になってしまうというわけだ。

 ふるさと納税する上で、この控除上限額はとても重要。目安となる金額はふるさと納税サイトで簡単に試算できるので、自分がふるさと納税できる金額がどれくらいか、最初に確認しておきたい。

 また、ふるさと納税を行った翌年の2月16日から3月15日までに確定申告することも忘れてはいけない。ただ、前述のワンストップ特例を利用したり、スマホとマイナンバーカードがあったりすれば、「e-Tax」でオンライン申請することも可能。ふるさと納税サイトによっては必要な書類をまとめてくれるなど、便利なサービスを用意する。

●ふるさと納税サイトの選び方 たまるポイントで検討しよう

 ふるさと納税はふるさと納税サイトから行うのが便利。返礼品のカテゴリーや人気の返礼品、地域、寄付金額など、さまざまな視点から寄付したい自治体が選べ、ネットショッピングのような操作で寄付でき、支払い方法についてもクレジットカード払い、QRコード決済、コンビニ支払い、郵便振替など、豊富に用意されている。

 主なふるさと納税サイトには、老舗の「ふるさとチョイス」をはじめ、「ふるなび」「さとふる」などがある。また、「楽天市場」内の「楽天ふるさと納税」「Yahoo!ショッピング」内の「ヤフーのふるさと納税」「au PAY マーケット」内の「au PAY ふるさと納税」のように、大手ショッピングサイト内に展開されているものもある。

 選び方としては、まずたまるポイントで検討するのがいいだろう。楽天ふるさと納税なら楽天ポイント、ヤフーのふるさと納税ならPayPayポイント、au PAY ふるさと納税ならPontaポイントがたまる。ふるなびは独自ポイントの「ふるなびコイン」になるが、最大50%還元(2024年7月31日まで)と還元率が高く、獲得したコインをAmazonギフトカードやPayPayポイント、dポイント、楽天ポイントなどに交換できる。

 便利なサービスで選ぶ方法もある。通常、返礼品は決済から2週間から2カ月程度の間に送付される。いつ届くか分からないので、一度に申し込むとまとめて届いて、冷蔵庫に入りきらないこともある。だがふるさとチョイス、ふるなび、さとふる、楽天ふるさと納税などでは、配送日の指定が可能な返礼品が用意されている。誕生日や記念日など、ハレの日に届くようにすれば、返礼品をお取り寄せ食材のように利用できる。

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