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楽天三木谷氏が語る「AI」×「モバイル」の未来像 「楽天モバイルAIアシスタント2.0」も展開予定

ITmedia Mobile / 2024年8月2日 9時3分

 楽天モバイルのユーザーになると「副次的な効果」もあり、契約者は非契約者より楽天グループのサービスを2.45個多く使う。買い物も約50%多い。

 三木谷氏は「エコシステムの根幹は楽天モバイルが加わることによって強化されている」と述べ、MMD研究所の「通信4キャリアユーザーの共通ポイント・金融サービス利用に関する調査」のデータも紹介。4キャリア全てで、楽天カードと楽天証券の利用者が最も多い。楽天ポイントも他3キャリアで2位。楽天経済圏の強さをアピールした。

●「楽天モバイルの方が電波が入る」という声も

 ネットワーク品質の向上についても言及。6月下旬から商用サービスを開始したプラチナバンドについて、「プラチナバンドが始まるということは、本当に画期的なことなので作った」というテレビCMを紹介した。

 5Gの取り組みも紹介。「爆発的に5Gネットワークを増やして」おり、楽天の5Gネットワークは8割超でMassive MIMOを採用するという。「そうすると、ますますスピードがよくなってくる。でも、いくら使っても2980円(税別)というところがミソ」。また、人口カバー率は他社と遜色ない99.9%。「最近は『楽天モバイルの方が(電波が)入る。この会社は入らない』という言葉をたくさんのところで聞くようになった」と胸を張った。

 2026年には、米AST SpaceMobileの衛星とスマホ間がブロードバンドで直接つながる「スペースモバイル」を始め、「自然災害が起こっても、必ずインターネットにつながる状況を確立する」。

●法人のDX化、仮想化ネットワークの世界展開に取り組む

 楽天モバイルは法人市場にも参入している。三木谷氏は「楽天市場の売り上げを上げるだけじゃなくて、もう一歩踏み込んで、DXのお手伝いをしていこうと思っている」と発言した。

 そのために用意したのが「最強プラン ビジネス」。法人携帯を使ってもらいながらトリプル20の実現を支援するという。事例として紹介した木下グループでは、楽天モバイルから8000台のスマホを導入している。また、OpenAIの最新モデルを搭載した法人向けのAIチャットサービス「Rakuten AI for Business」を提供予定であることも紹介した。

 三木谷氏は、今回のキーノートの構成やネタのいくつか(人間の脳細胞の数、世界でネットワークにつながっているデバイス数、CPUの数など)をAIから抽出したという。「スタッフの一人一人、仕事の内容に関わらず、AIが手元にあるということは効率を圧倒的に上げていくと思う」とAIの活用を推奨した。

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