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「Xperia 1 VI」を1カ月使って感じた“変化と進化” これぞ唯一無二のエンタメマシンだ

ITmedia Mobile / 2024年8月12日 10時0分

 新アプリは使いやすくまとまっていると感じた。従来のアプリは「専用機の操作系」をスマホに落とし込んだ結果、操作項目の並びやキーワードが専門的すぎて一般ユーザーからは「分かりにくい」と評価されていた。

 今作では大衆向けのXperia 10シリーズのカメラアプリに近づけ、従来機のユーザー向けにしっかり追い込めるプロモードを残している。多くの方にとって、一般的なスマートフォンと同様“使いやすいカメラアプリ”に仕上がった。

 新アプリにて利用できなくなった要素の多くは、Cinema Proの機能やフィルター類だ。注目を集めたクリエイティブルックやS-CinetoneフィルターをはじめとしたPhotography ProやVideography Proに備わってきた機能の多くは今作でも利用できる。

●変化と進化の中でも「ソニーらしさ」は健在 実際に使って体感できた「唯一無二のスマートフォン」

 今回、フルモデルチェンジしたXperia 1 VIを改めて1カ月利用してみて、多くの変化がありながらも違和感なく利用できていることに気付いた。その理由を考えてみると、使っていくうちの慣れはもちろん、Xperia 1 VIが変化こそあれど「ソニーらしさ」と呼べる要素をしっかり残している点に行き着いた。

 例えば、ディスプレイの解像度を近年のハイエンド機では主流のWQHD+や1.5Kと呼ばれるものではなく、あえてフルHD+とした理由は「コンテンツ製作者に合わせるため」というこだわりがある。同社のテレビ「ブラビア」を基準とした画面チューニングも、ブラビアの画質チームと共同で作り上げた。画質調整は“ブラビアの実機と見比べる”といった手法も用いられた。

 進化したとアピールするフルレンジステレオスピーカーは、ユニットを一新してさらなる高音質化を果たした。従来よりも低域がしっかり出るようになったので、音に厚みが増している。Xperiaの場合は他社の機種と比較しても端末の共振がかなり少なく「音量が出るだけ」のスマートフォンとは異なる高音質な仕上がりとなっている。

 イヤフォンジャックに関しても音をよくするため、細やかながら進化を遂げた。例えば、イヤフォンのジャックと基板の間に使われているフラットケーブルの導体幅を太くし、抵抗値を下げるというアナログ的な手法で音質向上を狙うこだわりも感じられる。

 ソフトウェアも「DSEE Ultimate」「360 Upmix」といった独自の音響効果も備えている。「過去最高音質のXperia」といううたい文句も使ってみると納得する。

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