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真夏にやってはいけない、モバイルバッテリーの使い方 損傷や発火の危険性も

ITmedia Mobile / 2024年8月13日 11時45分

真夏にやってはいけない、モバイルバッテリーの使い方 損傷や発火の危険性も

夏場に利用するモバイルバッテリーのNG行為をまとめる

 スマートフォンが日常生活になくてはならないものになるにつれ、出先での充電のためにモバイルバッテリーを持ち歩く人も増えてきました。小容量のものは価格も手ごろなので、複数個持っているという人もいるでしょう。そのうち1つをカバンに入れっぱなしという人もいるかもしれません。

 ただ、高温になる夏場には、モバイルバッテリーの保管場所には注意が必要です。高温になる場所に放置するとバッテリーの劣化の他、損傷や発火の危険性もあります。そこで今回は、夏場のモバイルバッテリーの管理について、注意したいポイントをまとめてみました。

夏場におけるモバイルバッテリーの管理について解説する

●高温下に放置しない 車内放置にも注意

 スマートフォンやモバイルバッテリーに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、高温にさらされることで内部の化学反応が活発になり、バッテリーの劣化につながります。それだけではなく、最悪の場合は異常な反応によりバッテリーが膨張・破裂、そして発火する危険性もあります。

 モバイルバッテリーの説明書をよく見ると、必ず使用できる温度範囲が書かれているはずです。例えば、Ankerの「Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)」は、動作温度は約0度~40度となっています。

 近年は、日本でも夏場に40度を記録することが珍しくなくなっているので、屋外での利用時には注意が必要です。キャンプなどのアウトドアレジャー時に、モバイルバッテリーを入れたカバンを炎天下に放置してしまうと軽く40度を超えてしまう可能性があります。

 特に注意が必要なのが車の中です。夏場の車内が高温になる、というのは多くの人が理解していると思います。JAFが2012年8月に実施したテストによると、外気温35度の状態で炎天下に駐車した車内のダッシュボードは、最高で79度を記録したとのこと。ダッシュボードで目玉焼きも作れたようです。

 NITE(製品評価技術基盤機構)も、2024年7月12日にモバイルバッテリーを車内に放置しないように注意喚起を行っています。

 最近は、ソーラー充電機能を備えたモバイルバッテリーも増えています。充電のためにダッシュボードに置きっぱなしにするということがないよう注意したいところです。

●ポータブル電源の車内放置もNG

 アウトドアレジャーや防災用にポータブル電源を使用している人も多いと思いますが、その多くはリチウムイオンバッテリーを使用しています。当然ながら、車内放置は厳禁です。モバイルバッテリーと同様にポータブル電源にも動作温度が定められており、車中泊用途でも人気の「Jackery ポータブル電源 240 New」では「-10度~45度」となっています。

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