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Google折りたたみスマホ「Pixel 9 Pro Fold」発表 先代「Pixel Fold」から何が進化したのか

ITmedia Mobile / 2024年8月14日 2時5分

 被写体にレーザー光線を照射し、反射を検知して距離を測り、フォーカスを合わせるLDAFや、光学式/電子式手ブレ補正にも引き続き対応している。アウトカメラの配置方法は大幅に変わった。Pixel Foldは長方形のバーに納まるのに対し、Pixel 9 Pro Foldでは1つの四角いバンプ(台座)に集約している。

 インカメラはカバーディスプレイ側とインナーディスプレイ側それぞれにある。画素数はカバーディスプレイ側が950万画素から1000万画素に、インナーディスプレイ側が800万画素から1000万画素に増えた。画角はどちらも84度から87度へと広くなった。インナーディスプレイ側のインカメラの位置はフレーム内からパンチホールに変更。フレーム内への埋め込みが不要になった代わりに、ベゼルが細くなっている。

●集合写真を撮影しやすい「一緒に写る」機能、迫力のある画像を生成する「オートフレーム」を利用可能

 撮影機能については「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」同様、Pixel 9 Pro Foldでも写真2枚を組み合わせて、まるで1度で撮ったかのような集合写真を撮影できる「一緒に写る」という機能を利用できる。

 例えば、旅行先において3人で集合写真を撮影する際、周りに写真の撮影を頼める人がいない場合、2人を最初に撮影した後、1人の撮影者がその写真に写れなかったり、やむなく自撮りの写真になってしまったりするが、新しい撮影機能を使うとそうした問題を解消できる。

 「Google フォト」アプリからアクセス可能な「オートフレーム」という編集機能も利用できる。例えば、人物に寄りすぎて周囲の物や背景が少ない場合、少し離れた場所から撮影したかのような画像を生成する。写真の迫力が少し足りないが、撮影者が前後に動くスペースがない場合に重宝しそうだ。

 折りたためる構造を生かした新機能も加わった。開いた状態でカメラアプリを使用し、アウターディスプレイにアニメーションを表示させることで、子どもにカメラを向いてもらいやすいという。

●文章作成やイベントの計画などはGemini任せに 電源ボタン長押しで一発起動もOK

 Pixel 9 Pro Foldはあらゆる情報やデータを扱える生成AIモデル「Gemini」による文章作成、イベントの計画、新しい知識の習得、検索が可能だ。他社のAndroidスマートフォンでも既にGeminiを活用できるが、Pixelシリーズでは電源ボタンの長押しだけで、AIアシスタントを起動できる。AIアシスタントと会話をしながら知りたい情報を得られる「Gemini Live」も利用可能だ。

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