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3万円超えのペルチェ素子採用ネッククーラー「COOLIFY Cyber」はどこまで冷えるのか?

ITmedia Mobile / 2024年8月13日 17時30分

3万円超えのペルチェ素子採用ネッククーラー「COOLIFY Cyber」はどこまで冷えるのか?

気象庁の「観測開始からの毎月の値」から8月分のみを抜き出して作った折れ線グラフ。2024年8月はまだ途中であるが、既に2023年のデータより高くなっている

 2024年の夏は異常に暑い。毎年のように「今年は暑い」と言っているような気がするが、気象庁の「観測開始からの毎月の値」データによれば、2015年から2024年までの10年間の「日平均気温」と「日最高気温」の月ごとの平均を見ると、2023年より確実に高いことが分かる。

 暑がりで汗っかきの筆者は毎年のように「この夏はこの冷んやりグッズで乗り切るぞ」と最新アイテムを購入するのだが、ほぼ徒労に終わっており、まさに“焼け石に水”状態だ。

 そんな絶望感を抱いていたら、編集部から“ウェアラブルエアコン”をうたうTORRASのネッククーラー「COOLIFY Cyber」が送られてきた。筆者の経済力では絶対に手が出せないような価格の冷んやりグッズだ。実際の使い勝手はどうか、値段に見合うだけの効果があるのかをレビューしていきたい。

●ペルチェ素子&ファンのダブル冷却

 COOLIFY Cyberは、ペルチェ素子を採用した冷却プレートと送風用ファンを搭載したネッククーラーだ。電源をオフにしているときにはそれほどでもないが、電源を入れた途端に、見た目がかなりサイバーな雰囲気になる。

 冷却プレートは首にかけた場合のリヤとサイドにあり、風の吹出口はサイドは上部に、リヤは上下に開いている。

 パッケージには、本体の他、専用ケース、充電用ケーブル、取扱説明書、安全ガイドラインなどが入っている。

 COOLIFY Cyberを手にすると、重たいと感じるかもしれない。実際に重さを計ってみると、508gだった。

 しかし、首に掛けてみると意外なほどに重量を感じることはない。サイドよりリヤの高さがあるおかげで首によく密着し、安定感が増しているからではないかと思われる。

 この重さの一因は、搭載バッテリーの容量にある。ネッククーラーとしては容量の大きい6000mAhもある。ちなみに、サンコーの「ネッククーラーPro R4」のバッテリー容量は肉薄する5800mAhだ。

 公式サイトには、「1段階のファンで最大15.5時間」の連続利用時間と掲載されているが、夏の暑い日にファンだけ、しかも最低レベルの状態で利用することはないので、それほど長く使えるわけではない。実際の利用時間は、後述のレビューを参考にしてもらいたい。

 COOLIFY Cyberは他のネッククーラー同様、冷たさのレベルを設定できる。電源ボタンの短押しで電源がオンになり、以後、短押しするたびに出力が30→60→100と切り替わり、100の次は電源がオフになる。なお、すぐに電源を切りたい場合は電源ボタンを長押しする。

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