1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

「Pixel 9 Pro Fold」と「Galaxy Z Fold6」は何が違う? 外観を中心に比較する

ITmedia Mobile / 2024年8月14日 6時5分

 もっとも、Galaxy Z Fold6でも、別売の純正ケースを装着することで、安定感をある程度確保できる。しかし、ケースを付けた分だけ厚みが増してしまい、折りたたみ時のコンパクトさが損なわれてしまう。

インナーディスプレイのインカメラ

 また、インナーディスプレイ内のインカメラの扱いも両機種で異なる。

 Pixel 9 Pro Foldは約1000万画素のカメラを配置するがパンチホールが大きめでやや目立つ。それに対し、Galaxy Z Fold6はディスプレイの“下”にカメラを配置しており、通常時は目立たない。

 Pixelで横長にして動画を表示すると、上部の通知領域がパンチホールに合わせて表示されるため、大きな“余白”が生じる。横長画面という観点では、Galaxy Z Fold6の方が表示領域を有効活用できている印象だ。

マルチタスク

 GoogleとサムスンがAndroid OSの開発で協力していることもあり、マルチタスクなどのソフトウェア面において、Pixel 9 Pro FoldとGalaxy Z Fold6に大きな差はない。

 Androidのフォルダブルスマートフォンでは、大画面を生かして複数のアプリを同時に表示することで、生産性を大きく向上できる。分割画面機能では、画面を2つに分割してアプリを表示できるほか、縦方向や上下に3分割することも可能だ。また、アプリ間でのドラッグ&ドロップにも対応しており、コンテンツの移動がスムーズに行える。さらに、マルチウィンドウ機能を使えば、アプリをポップアップ表示して、他のアプリの上に重ねて使うこともできる。

 両機種の違いを細かく見ていくと、Pixel 9 Pro FoldではGoogleの独自AIアシスタント「Gemini」を他のアプリの上に重ねて表示できる。Geminiを2つ同時に起動し、マルチタスクで活用できる点も特徴だ。

 一方、Galaxy Z Fold6の「One UI」では、ポップアップウィンドウ形式で多数のアプリを同時に起動できる。ただし、これらの機能は実際の使用シーンでは常用するような機能ではなく、機種選びの決め手にはなりにくいだろう。

プリインストールアプリとペン入力

 このインプレッションではアプリについて詳しく触れないが、両機種とも「AI」が目玉となっている。

 Galaxy Z Fold6ではGalaxy AIを新たに導入し、電話の通訳、レコーダーの音声文字起こし、Webサイトの要約といった生産性を高める機能が多数搭載された。Pixel 9 Pro Foldにも、「編集マジック」という写真編集機能やオンデバイスで文字起こしするレコーダーがある。今回は集合写真で撮影者も写真に収める「一緒に写る」という撮影機能などが追加されている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください