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「遮光100%日傘」は夏のスマホ冷却にも効果あり? 炎天下で徹底テストした

ITmedia Mobile / 2024年8月20日 16時43分

 どのモデルも、夏の日中屋外だと画面を明るくするために消費電力が大幅に増え、日傘の利用や屋内に入ると消費電力を抑えられる。

 この他、ダークモード時の消費電力に関してもテストしている。近年のスマホはOLED(有機EL)の特性を生かした省電力化のため、標準設定にしているモデルも多い。このモードでは画面のほとんどが黒くなり、その分消費電力を抑えやすくなる。

 日中屋外でもダークモードを利用すれば消費電力の問題は解決しそうだが、画面全体が黒くなるので光の反射や映り込みで文字を視認しづらくなる。どちらにせよ、日傘を利用するか、建物の中や日陰で操作した方がいい。

●軽さや色で選ぶ、メンズ向け「遮光100%のビジネス日傘」

 最後に、遮光100%をうたうビジネス日傘について紹介しておこう。冒頭で触れたように、2022年頃から裏地の黒い「100%遮光、遮熱、UVカットかつ晴雨兼用」の日傘が人気を集めるようになった。製品によっては東レ「サマーシールド」など、素材の性能を前面に押し出したモデルもある。

 メンズ向けを含めた遮光100%ビジネス日傘は複数のメーカーが販売している。2024年はシューズセレクションによる「東レ サマーシールドII」を採用の「COKAGE+」がヒット。こちらは入手が難しくなっている。また、現在ビジネスグッズや雑貨店での入手が容易なのはワールドパーティ「Wpc. IZA」だ。また、ドイツのブランド「Knirps」も晴雨兼用の日傘を展開している。

 形状は、ビジネス向けだと通常の折りたたみ傘と同じ形状の3つ折りタイプや、自動開閉のモデルが登場している。軽さはモデルやカラーによって異なるので注意しよう。

 全体的には200g前後の軽量モデルと、300g前後のしっかりとした骨組みや生地のモデルに分かれている。軽いモデルは持ち歩きやすいが、風の影響で簡単に裏返りやすい(破損防止のため裏返ること自体は問題ない)。剛性感やデザイン、カラー重視なら生地の選択肢が幅広い300g前後のモデルになりがちだ。

 自動開閉モデルも魅力的だ。夏の日傘の場合は雨の飛び散りや、開閉する場所をあまり気にしなくていい。積極的に日傘を使うのなら自動開閉モデルを選んでもいいだろう。なお、普通の傘と違って内部のスプリングを用いて開閉するので、手で無理やり開閉すると故障しかねない。人に貸すときは注意が必要だ。

 やや悩むのがカラーだ。メンズも想定したビジネス日傘は、従来の雨傘の定番色といえるブラックとネイビーをそろえている。だが、夏の猛暑ではもっと爽やかな色が欲しいという人も多いだろう。街で男性の日傘を見ると、つや消しのホワイトやグレー、またはアイボリーやベージュなども徐々に増えてきた。休日はよりこの傾向が強い。定番色に関しては、今後のメンズ向け日傘の広まりとともに変化していく可能性がある。

 ここまで、最近流行の遮光100%ビジネス日傘とスマホの便利な関係について紹介してきた。近年、熱中症対策で人やスマホ向けのさまざまな冷却アイテムを試す機会が増えているだろう。だが、まずは日差しを防がなければいくら冷却アイテムを使っても効果は薄い。まずは、遮光100%日傘で自身とスマホの温度上昇をしっかり防いでいこう。日差しを防げば、冷却アイテムも効果を発揮しやすくなる。

 近年、7~9月の間は熱中症対策が必須になっている。夏も後半に近づいているが、日傘などを使ってうまく乗り切っていこう。

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