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「3GBじゃ足りなかった」 LINEMOベストプランが埋めた穴、ユーザーが語る魅力と課題感

ITmedia Mobile / 2024年8月23日 10時5分

 この結果について、MMD研究所代表の吉本浩司氏は「ベストプランの容量としてはスイートスポットをしっかり押さえられたと感じた。コストがしっかりと下がっているのにつながりやすい――この点が評価された結果ではないか」と分析する。

 東氏は「通信速度、ひいてはつながりやすさという観点でいえば、LINEMOもソフトバンク、Y!mobileと同じネットワークを利用しているため、そこは今後も訴求しつつ、ユーザーさんが利用している容量にマッチするコスパのよさを意識して、今後もサービスを提供していきたい」と続ける。

●LINEMOユーザーのうちの9割以上が満足 LINEMOを選んだ決め手や課題感も浮き彫りに

 MMD研究所の調査では、LINEMOユーザーのうちの9割以上がLINEMOのサービスに満足していることも分かった。LINEMOならではの魅力である「LINEギガフリー」にひかれて、LINEMOを利用しているそうだ。LINEギガフリーはLINEを利用した場合にデータ通信料を消費(使用量としてカウント)せず、契約プランの月間データ通信量を超過しても、LINE利用時のみ速度制限がかからない。

 もともとSoftBankを利用していたモリヤさん(女性)は「他の大手キャリアのブランドも見たが、LINEギガフリーがLINEMOを選ぶ一番の決め手となった」と話す。イワサワさん(女性)もLINEMOを約1年使っており、「LINEギガフリーを活用して、家族と連絡を取っている」と明かした。

 ベストプランについて「魅力的だと思う」と回答したユーザーは何に魅力を感じたのか。MMD研究所の調査結果、約半数(49.7%)が「LINEMOベストプランは10GB以下が最安だから」と回答した。ベストプランの10GBまで月額2090円という料金はMNOが提供している10GB以下の料金プランの割引前価格で「最安」をうたう。ユーザーにとっては複雑な割引条件を満たさずに、通信費の出費を抑えやすくなっている。

 3~10GBのベストプランを選んだトヤマさん(女性)は「SNS閲覧や動画視聴にLINEMOを活用している。毎月10GBくらいのデータ容量を消費している」とベストプランの魅力を話した。一方、イワサワさんは「旧料金プランの20GBのプランを利用していたが、実際は20GBを少し上回ってしまったため、30GBまでが月額3960円のベストプランVに変更した」と語った。

 LINEMOを約1年使っているシノハラさん(女性)は「LINEMOを選ぶ前にドコモのガラケー(フィーチャーフォン)を10~20年ほど利用していた。乗り換え先にLINEMOだけでなくahamo、楽天モバイルも検討したが、LINEが使いやすいLINEMOを選んだ」と話す一方で、「この会でLINEスタンプ無料を初めて知ったため、情報弱者である自分にもお得な使い方が分かる仕組みや機会が欲しい」とLINEMOの課題感を示した。

 MMD研究所は8月初頭にLINEMOベストプランの認知度を調査した。59.4%が「LINEMOベストプランに魅力を感じている」と回答した一方、LINEMOベストプランの認知率は39.2%であることが分かった。提供が始まったばかりの料金プランであるため、このような結果となったのだろうが、お得な使い方が分かる手段の拡充を含め、テコ入れが必要な部分といえそうだ。

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