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「Pixel 9 Pro Fold」と「Pixel Fold」を徹底比較 弱点だったカメラ画質が改善 “次”に期待したいことは?

ITmedia Mobile / 2024年9月4日 6時0分

・Pixel 9 Pro Fold:約150.2(幅)×155.2(高さ)×5.1(厚さ)mm

 一方で、アウトカメラは「Pixel 6」から継承されてきた「カメラバー」ではなく、背面左上にオフセット配置されている。率直にいうと、ここのレイアウトはPixel Foldから変更しないでほしかったと思う。X(旧Twitter)でも、この外観に関して賛否があったが、筆者が気になるのはカメラの配列(レイアウト)が実用的かどうかだ。

 Pixel Foldのアウトカメラは長方形のバーに納まるのに対し、Pixel 9 Pro Foldでは1つの四角いバンプ(台座)に集約されている。閉じた状態で机の上などに置くと、カメラバーを採用するPixel Foldは安定する。ストレートタイプの「Pixel 9」「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」も、形こそ変わったがカメラバーを採用した。安定して置ける点が気に入っている。

 一方、バーデザインではないPixel 9 Pro Foldは、見た目の目新しさはあるが置いたときの安定性に欠ける。ここは困りものだ。

●AIアシスタント「Gemini」は折りたたみスマホでも利用可能

 Pixel 9シリーズで見逃せない便利機能の1つが、同シリーズからはLLM(大規模言語モデル)をベースとした生成AIエージェント「Gemini」だ。これまでPixelシリーズの音声エージェント機能を担っていたのは「Googleアシスタント」だったが、Geminiが標準となることで複雑な質問にも回答できるようになった。

 Geminiは1画面のPixel 9/Pixel 9 Pro/Pixel 9 Pro XLでも利用しやすい。しかし、Pixel 9 Pro Foldで使うと「やっぱり大画面でこそ見やすい」と感じたシーンがあった。例えば、TV番組に出演しているタレントがロケで訪れた場所の名を発言したとする。ただ、番組名には地名がなく、TVの画面に地図や場所の詳細が出るわけでもない。そんな時、Pixel 9 Pro Foldを開いてGeminiを起動して「これ(場所の名)ってどこにあるの?」と聞くと、即座に回答を示してくれる。しかも地図付きでだ。

「Pixel Screenshots」も大画面で便利そうだが……

 「Pixel Screenshots」も、大画面で利用してみたい機能の1つだ。端末でスクリーンショットを撮ると、画像に関連する情報を保存する機能で、例えば、行ってみたいレストランのWebサイトやレビュー記事のスクリーンショットを撮影しておくと、そのレストランの住所やメニュー、URLなどを保存してくれる。Googleのマルチモーダル生成AI「Gemini Nano」と、本機の「Tensor G4プロセッサ」を活用した機能だ。

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