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ソニーが「Xperia 5」新機種を見送った理由 小型スマホは終焉を迎えるのか

ITmedia Mobile / 2024年9月10日 19時32分

 Xperia 1 VIの商品メッセージである「全方位スキのないスマホ」が消費者に届いたことも、好調である理由の1つだという。Xperiaの強みであるカメラ、オーディオ、ビジュアル機能を訴求している。カメラは、AI姿勢推定で動きのある被写体を追随できる。ディスプレイは、画質調整にテレビ「BRAVIA」の技術を取り入れた。オーディオは、バランスよく聞こえるスピーカーやハイレゾ音源への対応などを挙げられる。

 ユーザーから得られた評価については、Xperia 1 VIが先代の「Xperia 1 V」を上回っているそうだ。「Xperia 1 VIご愛用者アンケート」では、総合満足度だけでなく、「メインカメラの画質や使いやすさ」「音楽再生時の音質」「ディスプレイのきれいさ」「バッテリー持ちのよさ」「端末が熱くなりにくいこと」が評価された。

 同じアンケートでは、「カメラアプリが新しくなって不安だったが、使いやすくて気に入った」「Xperia 1 Vは21:9の完成形だと思い満足していたが、1 VIはそれを上回る出来」「従前の4K対比画質劣化がさほどなかった。期待値以上だった」という好意的な意見も寄せられた。

 こうした内容は、スペック表や商品ページだけで、十分に伝わらない感があるのだが、ソニーがXperia 1 VIのプロモーションにおいて「諦めていた、未体験の星空まで映し出す、星空センサー」というキャッチコピーを付けたり、店頭での体験機会を増やしたりした結果、「体験を通して実感できるXperiaならではの価値」が浸透したそうだ。

 筆者としても、Xperiaの実機を体験できる機会は増えた、と実感している。実際、ソニーは5月17日に実機体験会を報道関係者向けに実施。同日夜には、一部の一般客を招き、「Xperia SPECIAL EVENT 2024」を開催した。その後、全国のソニーストアでイベントを開催した際には、「過去最多となる来場者数を記録した」(湯原氏)という。

●体験や比較を重視したキャンペーン実施 過去モデルから新モデルへの買い換えを促す

 ソニーマーケティングは、こうした体験を重視し、体験や旧モデルとの比較を通して、Xperia 1 VIへの移行を促す「Go to 1キャンペーン」を始めた。Xperiaの旧モデルを利用する人に対して、Xperia 1 VIへの買い換えをサポートする。期間は9月10日~10月31日。キャンペーンの内容は3つある。

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