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auの「Ponta」パス始動 “auらしさ”も残し、ローソンのお得な特典でPonta経済圏拡大を

ITmedia Mobile / 2024年10月2日 21時27分

 Pontaが共通ポイントサービスとしてスタートしたのは2010年3月1日のことだ。「サービス開始後にはローソン、イオンの他、2014年にはリクルートホールディングス、日本航空(JAL)、2017年には三菱UFJ銀行、2020年にはKDDIが資本参加をした」(三菱商事の佐藤氏)経緯があり、既にPontaの会員ID数は1.2億ID、ポイントがたまる店舗数は31万店舗、提携社数は156社ある。

 三菱商事、KDDI、ローソンの3社は「リアルテックコンビニ」の始動に向け、「さまざまな協議を重ねてきた」(佐藤氏)という。佐藤氏は「その協議の中で、KDDIからauスマートパスをリブランドしたいという話があった。三菱商事からPontaパスというブランドを冠したサービスにしたらどうか、と提案した」(佐藤氏)

 こうして2024年10月1日にスタートしたPontaパスだが、裏を返せば「au色」が薄まったようにも見える。というのはサービス名にあるPontaの運営元が三菱商事の子会社、ロイヤリティ マーケティングであって、KDDIではないからだ。「Pontaパスサービスを主導的に推進する」(佐藤氏)のはKDDIだが、ポイントサービス運営元はロイヤリティ マーケティングで変わらない。

 KDDIの繁田氏は「au色は残している」との考えを明かす。サービスリニューアル、リブランド前のauスマートパスにあった内容はPontaパスが継承しているという。「お得な特典を既存の特典に加えながらも、月額料金は548円でそのまま。かなりパワーアップした内容になっているのではないか」(繁田氏)

 全国のTOHOシネマズで毎週月曜日(祝日を含む)に映画を1100円で鑑賞できる特典、デリバリーサービス「menu(メニュー)」の配送料が無料となる特典、セキュリティサービス「ウイルスバスター for au」、公衆無線LANサービス「au Wi-Fiアクセス」、音声通話関連サービス「迷惑メッセージ・電話ブロック」を追加料金なしで利用できる特典は、auスマートパスから継承されている。

 KDDIとしては今後「エンターテインメントの特典も強化する」(繁田氏)という。例えば、2025年1月9日までのPontaパス開始キャンペーンではローソン・ユナイテッドシネマの劇場観賞料金(大人2000円)が800円引き(通常600円引き)となり、毎日1200円で新作映画を鑑賞でき、11月22日と23日に開催されるK-POP授賞式「2024 MAMA AWARDS」の生配信をPontaパスで視聴できる。

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