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1380円の激安ワイヤレスイヤフォン「Redmi Buds 6 Play」を試す ダイソー製品と比べても“圧倒的”だった

ITmedia Mobile / 2024年10月4日 11時51分

 ひと昔前のダイソーイヤフォンに多い「聴けるだけ」からしっかり進化している。いい意味でダイソーの製品とは思えないくらい「ちゃんとチューニングされたサウンド」だった。特段こだわりのない方なら「これで十分」と思えるくらいだ。

 続いてXiaomiのRedmi Buds 6 Playを聴いてみる。高域の抜けのよさ、ボーカルの解像感、低音の量や質感をはじめ、あらゆる部分がダイソーのイヤフォンよりもワンランク上にアップデートされた印象だ。正直この価格のイヤフォンとは思えないサウンドで、3000円前後の機種とも対等レベルなのかと思うくらいだ。

 ワイヤレスイヤフォンの場合、信号を処理するプロセッサと音響ユニットのアナログ部をあわせ持つことから、耳に収まる単一のオーディオシステムと評価することができる。ドライバーユニットや音響空間といったハードウェアはもちろん、ソフトウェアによる音響チューニング(DSP処理)も聴感的な「音のよさ」に占めてくる割合も大きいのだ。

 今回のRedmi Buds 6 PlayもXiaomi Acoustic Labで研究されたサウンドチューニングだ。このあたりのソフトウェアチューニングは、スマホメーカーとしての知見がふんだんに生かされていると感じた。イヤフォンの価格差は280円だが、筆者としては金額の数字以上にサウンドクオリティーには差があるように感じた。

 音切れや遅延については両者同等クラスと感じた。コーデックもSBCのみで昨今の高音質伝送を行う高級機と比較すると、伝送するデータ量が少ないので音切れは少なかった。

 Redmi Buds 6 Playの優位性として、サイズの異なるイヤーピースが3サイズ付属していることを挙げたい。これによって幅広い利用者の耳に応えることができる。ダイソーのイヤフォンでは1サイズしか付属していないため、うまくフィッティングできない場合は別途購入する必要がある。

 ワイヤレスイヤフォンの場合、ケースに収容する関係で通常のイヤーピースよりも軸の短いものが必要な場合がある。その場合は一般的な製品が流用できず、ワイヤレスイヤフォン向けのものを選ぶ必要がある。そのようなものは高価なこともあり、ダイソーの持つ「コストパフォーマンスの高さ」を相殺してしまう可能性がある。

●機能も充実のXiaomi、低遅延モードはダイソーも負けていない

 音以外のイヤフォンに備わる機能面でチェックすると、やはりXiaomi Redmi Buds 6 Playが圧倒的な充実度を誇る。特にGoogle Fast Pair、専用アプリへの対応は大きな差と評価したい。

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