1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

iPhoneは「新品」と「中古」のどちらを選ぶべき? 中古モデルではまりやすい落とし穴

ITmedia Mobile / 2024年10月7日 10時23分

 ここで気になるのがSIMカードとiPhoneの相性だ。特にソフトバンクのモデルは機種によって対応するSIMカードが異なる。どのSIMカードを挿しても動くとは限らない。例えばiPhone 14~iPhone 16シリーズは「nano USIMカードA(S)」だが、「iPhone SE(第3世代)」「iPhone 13」シリーズなどは「iPhone 専用 nano USIMカードA(C2)」にしか対応しない。

 つまり、SIMフリーのiPhoneを選んだとしても自分が使っているSIMカードで必ず動作する、とはいい切れないため、中古iPhoneを選ぶ場合は事前に動作有無を調べるといい。

 SIMロックの解除の有無にも注意したい。総務省が2021年に改定した「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」では、発売日が2021年10月1日以降の端末に「回線提供元の回線でしか使用できないようにするSIMロック」をかける行為を原則禁止している。解除手続きが必要な機種も販売店には存在するので、機種によっては解除の手続きが必要となる。

 なお、iPhoneの場合、iPhone 13シリーズ以降の機種なら、ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルいずれも、SIMロックがかかっていないため、SIMロック解除の手続きは不要だ。SIMロックがかかっているiPhone 12以前の機種を中古で購入する場合、商品ごとにSIMロックが解除されているかどうかが記載されている場合があるので、その内容を確認しておくといい。

 最後に、「赤ロム」にも触れておく。赤ロムとは、本体代金の滞納や盗難などを理由に、携帯電話事業者がネットワークの利用を制限し、利用者がSIMカードを挿入してもデータ通信ができない状態を指す。

 この赤ロムかどうかについては購入前に店頭で確認したり、ECサイトから商品の状態とともに確認したりできる。利用者自身で赤ロムか否かを見分けるには、以下のURLにアクセスし、利用する端末のIMEIを入力する。

 ただ、購入時にネットワークの利用が制限されていなくても、購入後に制限がかかってしまうケースもある。この場合、ゲオとじゃんぱらは保証期間に関係なく、「同機種/同等品との交換か返金に応じる」と案内しているが、ソフマップでは保証期間を3年間と定めているので注意しよう。

 ここまでの内容をおさらいすると、新品iPhoneは高くても新機種や新機能をいち早く試したい人、中古iPhoneは注意点を十分に理解し、新品iPhoneの購入よりも出費を抑えたい人に向く。どちらがいいとは一概にいえないが、予算や用途から判断するといいだろう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください