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世界初3つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」に触れる 衝撃の完成度に“未来のスマホ”を見た

ITmedia Mobile / 2024年10月10日 6時5分

 ポケットに収まる究極のエンタメ視聴デバイスとして、3つ折りスマートフォンは君臨するはずだ。

 Huaweiの場合、独自のHarmonyOS NEXTに移行することを考えると、対応する家電や自動車などと組み合わせてより高度な連携、3つ折りならではの特徴的な動作を可能にしてくるだろう。

 専用プラットフォームによる「3つに折れるディスプレイ」に対し、操作UIを柔軟に変更できるアプリの登場。独自プロセッサと専用OSによる高度な最適化によって、少ないバッテリー容量でも長時間使えるようになることが期待される。

 大ディスプレイを生かして家電や自動車を制御するスマートハブを常時表示する、PCやテレビのディスプレイを大ディスプレイに映し出して操作する、といった利用シーンも想定される。この他にも、今からは想像のつかない使い方も可能になっていくだろう。

 そんな携帯電話のカテゴリーに新たな形を提案した「3つ折り」のスマートフォン。まだまだ荒削り感はあるものの、今後の携帯電話の歴史に刻まれ、これからの新たな時代を示すマイルストーンになるだろう。

 2つ折りのスマートフォンは2019年にGalaxy Foldが登場して以降、5年の歳月をかけて世間に浸透した。これと同様に、3つ折りのスマートフォンも今後5年をかけて浸透していくことになるはずだ。

 そして、5年後には早ければ6G通信のサービス開始も予想される。3つ折りスマホはより大容量、低遅延通信をうたう6G通信の時代の「コンテンツ消費」を象徴するスマートフォンになると考える。

 Mate XT ULTIMATE DESIGNは約40万円と高価でまだ一般的な選択とはいえない。それでも、今後数年で競合他社から多くの製品が登場し、20万円台の価格まで落ち着けば「大画面タブレットとスマートフォンを両立させる端末」として、今の2つ折りスマホ並みの知名度を得るかもしれない。

 その理由は「関心度の高さ」だ。実際、販売地域の中国では600万を超える予約注文が入り、製品体験すら予約制ながら都市部を中心に埋まっていた。発売直後の店頭でも多くの人が体験し、実際に購入して使うユーザーを目の当たりにした。高価でも3つ折りスマホへの関心度の高さは想像以上だった。

 この近未来感あふれるスマートフォンに触れれば「5年先の未来」が体験できる。今から10年ほど前にイラストなどで描かれた「ディスプレイの折りたためる未来の携帯電話」の姿は、空想上の未来の話ではない。もう現実世界で手に取って体感できる最先端のスマートフォンなのだ。

●著者プロフィール

佐藤颯

 生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。

 スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。

・X:https://twitter.com/Hayaponlog

・Webサイト:https://www.hayaponlog.site/

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