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TORQUE G06の激レア新色「オリーブグリーン」の実機を見てきた 発売せずに出した苦肉の策とは?

ITmedia Mobile / 2024年10月16日 6時5分

 交換できるのは、TORQUE G06の電源ボタンなど一部のパーツを除く側面と、バッテリーを保護するための背面カバーのみ。交換はイベント参加者ではなく、専門知識を持つスタッフが行った。スタッフは、ネジで側面のパーツを取り外し、オリーブグリーンのパーツに付け替え、背面カバーも交換した。背面カバーはユーザー自身でも交換できるが、側面のパーツはドライバーやギターピックのような道具がなければ交換できない。

●自ら部材を購入して塗装する人も カラーに対する熱視線に京セラとKDDIが出した苦肉の策

 そもそもオリーブグリーンの誕生に至ったのには、TORQUEシリーズに根強いファンがいるだけでなく、ユーザーからの強い熱視線や要望があるようだ。京セラ 通信機器事業本部 通信技術部 プロダクト戦略部 責任者 伊藤恭弘氏は「カラーをユーザー自身で変えるという発想は、ユーザーによる発信が多いと思う。中には自ら部材を購入して塗装する人もいる」と語る。

 KDDIで、2005年から最新のTORQUE G06に至るまで、KDDIとして販売してきたタフネスモデルに関わっている、パーソナル企画統括本部 プロダクト企画部の近藤隆行氏は「このプロダクト(TORQUEシリーズ)を趣味嗜好(しこう)で使う人もいれば、仕事で使われる人もいる。性能や価格が重視される一方で、カラーの要望もあるため、今回は、外装交換だけでなく、シールでカスタマイズできるようにした。皆さんからのご要望に少しずつお応えできるよう、手探りでイベントの内容を企画した」とイベントの企画意図を述べた。

 こうしたファンの熱量の高さから、京セラは以前、「WebページでTORQUE G06のサイズを公開し、それをもとに型取りをして、シールを貼り付けられるようにするトライアルも行った」(伊藤氏)ことがあるという。

 京セラが、TORQUE STYLEでの10周年記念カラー投票で、オリーブグリーンだけでなく、イエローやブルー、近年では類をあまり見ないベージュも用意した。

・A色:イエロー……20%

・B色:ブルー……18%

・C色:ホワイト……8%

・D色:ベージュ……8%

・E色:オリーブグリーン……37%

・F色:グレー……9%

 会場の隅に置かれたクリアケースの中には、実物には至らないものの、モックアップとして作られたレアカラーが展示されていた。これらは、TORQUE STYLEでの10周年記念カラー投票企画の候補色。「TORQUEシリーズの過去モデルに近いカラーはイエロー、ホワイト、ブルーで、最近のトレンドカラーであるアースやミリタリーの系統として用意したのがベージュ、オリーブグリーン、グレー」(伊藤氏)という。

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