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「iPhone 16/16 Pro」のカメラ機能を比較、基本画質に差はなし? 新ボタン「カメラコントロール」は難易度高し

ITmedia Mobile / 2024年10月29日 15時5分

超広角カメラを比較

 では、超広角カメラから比べてみよう。

 iPhone 16は超広角カメラが進化した。

 前モデルまでは超広角カメラが「フォーカス固定」式で、近くのものにはピントが合わなかった。それに対して、iPhone 16は超広角カメラにもAF(オートフォーカス)機構を搭載した。

 これにより、ごく近距離のものにもピントが合うようになり、それを利用した「マクロ機能」も搭載されたのだ。

 まずはガスタンクを取る。1200万画素でF2.2。性能的にはiPhone 15 Proと同じと思って良さそうだ。

 対してiPhone 16 Proはセンサーサイズやレンズのスペックは同じまま、画素数が約4800万に増えた。ただ、デフォルトでは1200万画素サイズで記録される。

 昼間の遠景で1200万画素で撮る分には、iPhone 16とiPhone 16 Proの差はあまり出ない。

Fusionカメラ(メイン/広角カメラ)をチェック

 続いてFusionカメラで撮ってみる。名称がメインカメラからFusionカメラに変わったのだけど、まあ広角カメラとかメインカメラと呼んでも差し支えはあるまい。

 iPhone 16のFusionカメラは、iPhone 15と同じく4800万画素のセンサーを搭載。画角は(35mm判換算で)26mm相当で、レンズはF1.6となる。

 一方、iPhone 16 ProのFusionカメラはスペックを見る限り、iPhone 15 Proと同等のものを使っている。センサーは約4800万画素で画角は24mm相当、レンズはF1.8だ。iPhone 16より少し広角で、センサーサイズも少し大きい。

 晴天下の撮影では、FusionカメラもiPhone 16とiPhone 16 Proの差はあまり出ない。ただ、撮影条件が悪くなるとちょっと違いがでるかも。

 どちらもデフォルトでは2400万画素相当のサイズで記録する。

望遠対決

 続いて「2x」望遠対決を。ちょっと画角が違うが、まあ写りは同等。厳密にいえば、ほんのちょっとだけiPhone 16 Proの方がディテール描写や階調表現がしっかりしているけど、微妙すぎるので気にしなくていい。

 次は「5x」望遠対決。望遠カメラを持たないiPhone 16は、Fusionカメラのデジタルズームでがんばってもらった。iPhone 16 Proはリアル5x望遠カメラだ。どのくらい差が出るか気になるよねってことで。

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