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「AQUOS sense9」はココが進化した 選べる6色の「ちょっとアガる、どまんなかスマホ」を実機で確認

ITmedia Mobile / 2024年10月29日 20時30分

 カラーだけでなく、カメラの台座も特徴的だ。円でも楕円(だえん)でもない自由曲線の台座にカメラレンズ、フラッシュが収まる、ハイエンドモデル「AQUOS R9」のデザインを踏襲。三宅一成氏が設立したデザイン事務所「miyake design」がデザイン監修を行った。

 カラーのバリエーションを増やし、仮に特定の色に人気が集中すると、他の色が売れ残るリスクが高まり、製造、在庫管理、流通におけるコストの増加にもつながる。そうしたことを覚悟の上で、カラーバリエーションを豊富にしたシャープの意図は何だろうか。

 清水氏は「スマホが登場して約15年がたった最近では、買い換えの度に電池持ちやカメラ機能の不満は解決している一方で、最初にスマートフォンを手にしたときほど、スマートフォンそのものにワクワクしなくなっているのではないか? スマートフォンへの期待が落ち着いているように思う」と話す。

 そのため、シャープはAQUOS sense9のコンセプトを「ちょっとアガる、どまんなかスマホ」(清水氏)と定め、「生活の道具としての間違いない性能をしっかりと持ちながらも、ふとしたときに心が潤うようなワクワクを提供し、スマートフォンが提供できる楽しさの真ん中をもう一歩前に進めたい」(清水氏)と考えた。

 余談だが、小林氏によると、「AQUOS R9もAQUOS wish4も絶好調に売れている」そうだ。シャープが「機能や性能だけを追求せず、手にしたときに感じられるモダンな日本らしさやたたずまいを意識した」結果、グッドデザイン賞受賞につながり、ユーザーにも評価されたのだろう。

●ディスプレイは省エネに貢献、スピーカーはステレオに sense8からアップデートした体験

 ディスプレイやカメラはどう進化したのだろうか。

 ディスプレイは約6.1型で解像度が1080×2340ピクセルとなっており、senseシリーズとしては初めてPro IGZO OLEDを搭載する。可変式のリフレッシュレートはAQUOS sense8が1~90Hzだったのに対し、AQUOS sense9では1~120Hzとなっている。さらに、黒いフレームを挟んで残像感を減らす技術により、最大240Hz相当の表示に対応。より滑らかな映像を楽しめるという。

 輝度はAQUOS sense8の4倍向上し、「日光の下でも写真や動画を見やすくなった。発光輝度効率はAQUOS sense8から40%向上しており、「5000mAhのバッテリーと合わせて1日10時間使っても2日ガッツリ楽しめる」(清水氏)という。

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