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「AQUOS sense9」はココが進化した 選べる6色の「ちょっとアガる、どまんなかスマホ」を実機で確認

ITmedia Mobile / 2024年10月29日 20時30分

 あまり大々的にアピールはされていないが、AQUOS sense9はスピーカーも進化している。AQUOS sense8はモノラルスピーカーだったのに対し、AQUOS sense9ではボックススピーカーを片側(USB Type-Cポートのすぐ隣)のみに採用。AQUOS sense8と比べて「音圧は2.4倍、低音は2.8倍向上」(清水氏)した。清水氏は「先のハイエンドモデルに匹敵するディスプレイ性能と合わせて、上がる映像体験を提供できる」と自信を見せる。

 短時間ながら聞き比べる機会を得たので少しレポートをお伝えすると、AQUOS sense8は全体的に音がこもり気味でスマートフォンではなく、携帯音楽プレイヤーの小型スピーカーから音が鳴っているように聞こえるが、AQUOS sense9ではこもり気味だった音が左右にやや広がり、低音がより聞きやすくなっていた。一方でボディーサイズの制約上などから、AQUOS sense8にあったイヤフォンジャックは廃止となった。

 カメラもアップデートした。アウトカメラは標準カメラと広角カメラで構成される。どちらも有効約5030万画素だが、標準カメラはF1.9で画角が84度のレンズ、広角カメラはF2.2で画角が122度のレンズとなる。イメージセンサーのサイズは1/1.55型で、スペックとしてはAQUOS R9と同じだ。インカメラは有効約3200万画素でF値が2.2、画角が78度のレンズを搭載する。

 特にアウトカメラのうち、広角カメラは画素数がAQUOS sense8の有効約800万画素から有効約5030万画素へと向上し、センサーサイズは2.5倍大きくなり、ノイズを抑えて高精細に撮影できるようになったという。AFにも対応した広角カメラでは被写体に約2.5mまで寄って撮影でき、「花の質感や水滴に写っているものまでを表現できる」としている。

 画質エンジンにはAQUOS R proシリーズの高画質化技術を応用した画質エンジン「ProPix」を採用。シーンに応じて合成枚数を自動で調整し、豊かな階調表現で細部の質感まできれいに表現できるようになっている。

●AQUOS sense9はグローバル向けモデル 現地の反応も気になる

 このように、AQUOS sense9は豊富なカラーバリエーションにより自分好みの1台を求められ、省電力性と滑らかな表示に寄与するPro IGZO OLEDディスプレイを搭載し、広角から接写までのあらゆる画角を高画質な写真で残せる1台といえる。

 シャープはAQUOS sense9を日本だけでなく、台湾、インドネシア、シンガポールでも順次発売する。小林氏は「台湾、インドネシア、シンガポールへも引き続き積極的に販売を仕掛けている。各国のニーズに合わせてロータライゼーションを行うこともあり、順調に(販売)数が伸びている」と手応えを見せる。その上で、「日本のお客さまだけでなく、アジアパシフィックのお客さまにも喜んでもらえるようなものづくりをしていきたい」とした。

 AQUOS sense9のアップデートや次期モデルへの進化はもちろん、シャープによるグローバルへの挑戦と現地の反応は、AQUOS sense9でどう変わるのかにも期待したい。

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