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無料通話の次は「対話型AI」だ 楽天グループが「Rakuten Link AI」で描く世界とは

ITmedia Mobile / 2024年10月31日 23時37分

 「1カ月の食費を8万円に抑えたい。家族は筋トレ中の40歳の旦那と食べ盛りの10歳の男の子。明日の献立を考えて」という要望に対しては、朝食に「オートミール」「ゆで卵」、昼食に「鶏むね肉のグリル」「サラダ」「玄米」、夕食に「豚肉と野菜の炒め物」「みそ汁」「ご飯」、おやつに「フルーツ」「ヨーグルト」がおすすめだと提示した上で、食費を抑えるポイントとして、まとめ買いをすることや、外食を避けて自炊をすることなどを提案した。

 なお、1回のチャット数の入力上限は50回まで。1回の質問につき500文字まで入力できる。

 楽天グループは生成AIのモデルや性能に関する具体的な指標は示さなかったが、ツァイ氏は「バックエンドで柔軟性を持った形でさまざまなモデルを選べる。ユーザーにとって最もベストなサービスを提供できるよう、遅延、コスト、パフォーマンスなどの要素を鑑みて、ユーザーにとってベストなモデルを提供する」と回答した。

●Rakuten Link AIは楽天グループのさまざまなサービスとも連携

 Rakuten Link AIのアピールポイントとして、ツァイ氏は「Rakuten最強プラン」の契約者ならRakuten Linkアプリ内で無料で利用できる点を挙げた。

 「新しいアプリはダウンロードしたり、アカウントを新たに作成したりする必要はない。新しいユーザー名とパスワード、余分なサブスクションフィー(追加費用)も不要。複雑な手続きなしにRakuten LinkアプリからRakuten Link AIを使い始められ、生成AIを活用できる」(ツァイ氏)

 Rakuten Link AIは、先の一例のようなやりとりだけでなく、楽天グループのさまざまなサービスとも連携する。例えば、「楽天市場でおすすめの和菓子」と入力すると、Rakuten Link AIが自動検索でいくつかおすすめの和菓子をピックアップする。「楽天トラベルでおすすめの旅館」という入力に対しては人気旅館を提案し、予約まで支援する。楽天ブックスで人気の本や興味のある本もすぐに提示する。

 さらに、Rakuten Link AIで楽天モバイルのデータ使用量や請求など、楽天モバイルの契約内容をリアルタイムに回答し、ユーザーによる複雑な操作や検索は不要になる。回答には楽天グループが持つサービスとRakuten Linkアプリに関するよくある質問から得られた独自のデータベースを活用している。

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