1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

縦折りスマホ「Galaxy Z Flip6」「motorola razr 50/50s」徹底比較 実機レビューで分かった“違い”

ITmedia Mobile / 2024年11月12日 12時30分

 メインメモリは、Galaxy Z Flip6が12GB、razr 50が12GB、razr 50sが8GBを搭載。ストレージはGalaxy Z Flip6が256GBまたは512GB、razr 50が512GB、razr 50sが256GBとなっている。

 理論上はGalaxy Z Flip6が高い処理能力を持つが、日常的な使用では大きな差が感じられないだろう。ただし、重いゲームアプリなどを動かす場合には、最新のSnapdragon搭載のGalaxyに分がある。

 ベンチマークテストを実行してみた。まず、「Geekbench 6.3.0」では、Galaxy Z Flip6がシングルコア2156、マルチコア性能6772というスコアだった。同じプロセッサを搭載する最新ハイエンドモデルのGalaxy S24 Ultraにほぼ匹敵する。これに対して、razr 50sはシングルコア1038、マルチコア2978だった。3年前のGalaxy S21シリーズに相当するスコアだ。

 グラフィックスのベンチマークでは、3DMark 2.4.4934の「Wild Life Extreme」テストを実行した。スコアはGalaxy Z Flip6が1884、razr 50sが863だった。Galaxy Z Flip6はフレームレートを20~30fps近くで維持していたのに対して、razr 50sは1桁に落ちた状態でテストを完遂した。グラフィックスが印象的なゲームなど遊ぶ際には、他のエフェクトを犠牲にせざるを得ないシーンが出てくるだろう。

●折りたたみならではのカメラ機能 総合力でGalaxy Z Flip6がリード

 カメラ性能はスペック上で比較すると、どちらも拮抗(きっこう)しているように見える。Galaxy Z Flip6は5000万画素の広角カメラと1200万画素の超広角カメラを搭載する。motorola razr 50/50sも5000万画素の広角カメラと1300万画素の超広角カメラを備えている。ズーム領域にはピクセルビニングによる2倍相当のクロップでカバーしているのは、両者のカメラで共通の特徴だ。

 両機種とも折りたたみ構造を生かした撮影方法を用意しており、スタンドのように立てた状態で撮影できる。縦位置の動画になるが、講義などの記録やオンラインミーティングでの使用時にスタンドが不要で便利だ。

 たたんだ状態の外画面で撮影もできる。ローアングルを生かしたダイナミックな集合写真も撮れそうだ。動画撮影中の画面を外側、内側の両方に表示する機能もあり、被写体が自分の様子を確認しながら撮るモデル撮影もできる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください