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縦折りスマホ「Galaxy Z Flip6」「motorola razr 50/50s」徹底比較 実機レビューで分かった“違い”

ITmedia Mobile / 2024年11月12日 12時30分

 motorola razr 50/50sにしかないのが、「カムコーダーモード」だ。90度に折りたたんだ状態で横向きに持つと、画面の右側がタッチパッドのような表示になり、動画撮影中のズームを滑らかに行える。

 実際の撮影結果を比較すると、両機種で特徴の違いが見られた。Galaxy Z Flip6は自然な色調と優れたディテールが特徴で、現実に近い印象の写真を撮影できる。一方、motorola razr 50/50sは鮮やかな色彩と強いコントラストが特徴的で、視覚的にインパクトのある写真を生み出す。Galaxy Z Flip6が総合力で勝るが、razrも十分に映える写真が撮れる。

 以下、両機種で撮影した写真の作例を紹介する。

作例1

作例2

作例3

作例4

作例5

作例6

●AIはGalaxy Z Flip6が多種多彩な機能を搭載

 AI機能についてはGalaxyの方が積極的だと感じる。Galaxy Z Flip6が搭載するOneUIには、至る所に生成AI機能が組み込まれている。

 通話では、リアルタイムでの通話翻訳ができ、海外旅行中にレストランを予約する際に活用できる。また、ブラウザには翻訳や要約機能が組み込まれていて、外国語のニュースなどの概要を把握する際に便利だ。ボイスレコーダーは文字起こし機能も組み込まれている。

 AIを用いた画像編集機能も備えている。被写体の位置を調整したり、大きさを変えたりできる他、手書きしたイラストを元にリアルな物体を追加するという面白い機能も備えている。Googleの「かこって検索」やGeminiも搭載している。

 Galaxyと比べると控えめな印象だが、motorola razr 50/50sもAI機能を備えている。撮影時に被写体を追尾するフォーカス機能でAIを用いている。生成AIではGoogle Geminiがある他、壁紙を生成AIで作成する機能を搭載している。

 AI機能で比較すると、Galaxy Z Flip6の方が遊びがいがある。ただし、AI機能自体が発展途上の感もあるため、現時点でスマホ選びの決定打になることはなさそうだ。

●ディスプレイ連携はどちらもあと一歩

 PCとの連携機能はGalaxy Z Flip6とmotorola razr 50/50sの両方が搭載している。一方で、スマホをPC風に使う機能はこの2機種ではrazrのみが備える。

 Galaxy Z Flip6のPC連携機能は標準機能の「Windowsにリンク」を用いる。motorola razr 50/50sはLenovoグループが開発する「Smart Connect」が利用できる。

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