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中古市場で「レトロiPhone」が人気? ゲオモバイル渋谷センター街店で販売急増の理由を聞いた

ITmedia Mobile / 2024年11月18日 12時30分

 ゲオモバイル渋谷センター街店でレトロiPhoneを購入するのは、9割ほどが韓国人で、年齢は20代前半が多く、女性が9割以上とのこと。ただ、日本でもレトロiPhoneブームは広がる兆候はあるという。ゲオホールディングス 社長室 広報 サステナビリティ推進課の中川稜氏は「岡山などの地域でも、古いiPhoneを買うZ世代の若い方がいます」と話す。「現状は落ち着きを見せていますが、日本でも波及する可能性はあります。何かしら別の契機があると、次は国内需要が増えるんじゃないかと感じています」(石川氏)

 渋谷センター街店は訪日外国人が多く、加えて韓国ではTWICEをはじめとした女性アイドルも、レトロiPhoneを使っていることをSNSに投稿していることもあり、韓国人の購入が増えているようだ。そこでレトロiPhoneの在庫をなくならないよう、渋谷センター街店に集約している。中川氏によると、次いで秋葉原店もレトロiPhoneが売れているそうだが、「渋谷センター街店が異常値に近い」とのこと。

●人気機種はiPhone 6s 日本の中古スマは海外よりも安い?

 特に売れている端末が「iPhone 6s」で、他の倍近く売れているそうだ。レトロiPhoneの販売価格は5000円前後と安い。じつは韓国では、同じようなレトロiPhoneを中古で購入する場合、日本の2~3倍ほどの値段になるのだという。日本の方がはるかに安いため、韓国人を中心に支持を集めたようだ。

 レトロiPhoneを購入した海外のユーザーは、どのように使用しているのだろうか。1つネックになるのが「SIMロック」だ。日本でSIMロックなしで売られたiPhoneは「iPhone 13」以降で、ここで紹介しているレトロiPhoneにはSIMロックがかかっている場合がある。ユーザー自身でSIMロックの解除はできるので、買い取り前に解除されている場合もあるが、SIMロックがかけられたままの機種もある。

 石川氏によると、「外国の方であっても、SIMを入れて、そのまま使いたいという人もいらっしゃいますが、大多数の人はカメラ機能を使うことを目的として購入している人が多い」という。ゲオモバイルでは、SIMロックがかかっている機種と解除されている機種が混在しているが、SIMロック解除の有無はプライスカードに記載しているため、来店者に対して「SIMを入れて電話を使いたいなら、SIMフリーになっているものを選んでください」と伝えているとのこと。

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