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4キャリアのネットワーク調査でauが圧勝、「一貫した品質」でソフトバンクを上回る その中身をOpensignalが解説

ITmedia Mobile / 2024年11月21日 17時45分

 「ゲーム・エクスペリエンス」も、5G限定、全世代を含めた場合の両方でauがトップとなった。前回、5Gではソフトバンク、全世代の場合は楽天モバイルがトップだったが、今回は両方ともauがトップで、特に全世代を含めたゲーム・エクスペリエンスは「auの圧勝」(ヴィルジコウスキー氏)と表現していた。

 LINEの無料通話やSkypeなどの音声アプリを使った際の体感を見る「音声アプリ・エクスペリエンス」。前回の調査ではauとソフトバンクが5G音声アプリ・エクスペリエンスで共同受賞したが、今回はauが「断トツで勝った」(ヴィルジコウスキー氏)。auは音声アプリ・エクスペリエンスでも、前回勝者の楽天モバイルからトップを勝ち取っている。

 通信速度はダウンロード速度、アップロード速度をそれぞれ、5G、全世代で調査している。5Gのダウンロード速度が最も速いのは楽天モバイルだ。ただ、ヴィルジコウスキー氏は、5Gダウンロード速度の平均値で、増加率が高かったのはauだったと紹介した。auは、5Gのダウンロード速度が27Mbps(21%)増加し、前回の4位から今回は2位と順位を上げている。

 全世代のダウンロード速度でもauが54.7Mbpsで1位。「2位のNTTドコモよりも13%高い速度を出している」(ヴィルジコウスキー氏)。

 5Gアップロード速度に関しては、前回勝者の楽天モバイルが今回も27Mbpsというスコアで連勝した。2位のソフトバンクは楽天モバイルよりも約8Mbps遅い。また、5Gダウンロード速度と同様、auは5Gアップロード速度が前回調査よりかなりアップしているという。

 楽天モバイルは全体のアップロード速度でも17.2Mbpsというスコアで前回に引き続き1位。2位のauとソフトバンクの2倍の速度だ。

●5G利用率は楽天モバイルが向上、カバレッジでは引き続きドコモが1位

 「利用率(Availability)」は、ネットワークに接続している時間の割合を示すもの。5Gの利用率では、auとソフトバンクが3回連続で勝者となった。とはいえ、5Gネットワークを利用している時間帯が全体の12%程度ということで、数値的にはまだ伸びる余地があるが、ヴィルジコウスキー氏は「全事業者で5G利用率のスコアはアップしている。特に楽天モバイルに関しては3.3%もアップしている」と語っていた。

 全体の利用率では、auとNTTドコモの2社がトップだった。

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