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“3年間の沈黙”を破って登場した「OPPO Find X8」 ハッセルブラッドのカメラを採用した決め手、「おサイフケータイなし」の理由は?

ITmedia Mobile / 2024年11月30日 6時5分

 GoogleのAIアシスタント「Gemini」や、検索したいものが含まれる画面を表示した状態で、ナビゲーションバーかホームボタンを長押しした上で、円を描くように気になるものをかこって検索できる「かこって検索」も利用できる。AIで、ディスプレイに表示された文章を要約したり、翻訳したり、メッセージを作成したり、文法を修正したり……といったことも可能だが、日本語への対応ができていないことから、「2025年3月以降に対応する予定」(中川氏)だ。

 プロセッサにはMediaTek Dimensity 9400を採用しており、省電力コア非搭載の全ビックコア設計であることに加え、エージェンティックAI対応のNPUを搭載し、先述のAI関連機能の処理に活用する。OPPO独自のトリニティエンジン(アプリデータ圧縮技術、システム劣化防止機能、パフォーマンス最適化)は「さらに多くのリソースへアクセスでき、性能を引き出しながらエネルギー消費を抑える」(中川氏)ことが可能になった。

 ゲームプレイ時のパフォーマンスについて、中川氏は「原神ならゲーム開始時から最高の60fps、PUBGなら120fpsを維持し安定してゲームをプレイできる」と一例を示し、「ラグやフレームドロップがほとんど発生しない」とアピールする。ゲームなどの負荷の大きな操作による発熱は、「高品質なグラファイトシートと、大型の水冷機構で効率的に発散させ、パフォーマンスの維持につなげている」そうだ。

●OPPOのスマートフォン史上、最も極薄のベゼルを実現

 AIやゲームプレイ時における性能だけでなく、携帯電話としての耐久性能の追求もOPPO Find X8の大きなアドバンテージだ。日本初となるIP69等級の防塵(じん)・防水性能を持ち、真水への浸水や高圧洗浄の水圧、80度の熱湯噴射にも耐えられる、最高等級の防水性能となっている。水滴による画面の誤操作を軽減する、スプラッシュタッチ機能を搭載する。ピーク輝度が4500ニトと高輝度の有機ELディスプレイの保護ガラスには、Corning Gorilla Glass 7iを採用し、米国軍用のMIL-STD-810H規格に準拠している。第三者機関のSGSによる耐衝撃試験もクリアし、薄さ7.9mmながら耐久性能も売りにしている。

 「OPPOのスマートフォン史上、最も極薄のベゼルを実現」(中川氏)というわずか1.45mmのベゼルも特徴だ。「ガラスカバーを固定するためのスペースを確保する従来の設計では、ディスプレイの黒い縁の部分に厚みが出てしまうが、OPPO Find X8ではディスプレイケーブルそのものを固定化して、さらにその下側を接着することで、固定スペースや緩衝スペースを節約できた」(中川氏)という。

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