1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

特価iPhoneは12月25日までが狙い目? ガイドライン改正後の実質負担額を試算してみた

ITmedia Mobile / 2024年12月24日 6時5分

MNP契約で最大4万4000円引きに

 1つは、乗り換えを条件とした内容だ。MNP契約で料金プランを他社に乗り換えた場合の割引額が4万4000円に設定されている点にある。これは総務省の販売ガイドラインで定められた、10万円を超えるスマホに対する割引の上限金額となる。通常はMNP契約でも、割引額は1万円や2万円が多い。機種変更で購入した場合に割引を受けられることはあまりない。

端末購入サポートで支払金額を大幅に免除

 もう1つが、端末購入サポートだ。iPhoneをキャリアの分割払いで購入し、契約から約24カ月後(キャリアにより異なる)に返却すると、購入時に決められた支払金額(キャリアが予想した、24カ月後の端末買い取り価格)の支払いをせずに済む。

 特価販売モデルはこの2つを組み合わせることで、iPhone 15を2年利用して実質47円や実質33円といった価格を実現している。

 ここで、ドコモを例に特価iPhone 15を購入した場合の割引内容を見てみよう。

 MNPで乗り換えた場合は最大4万4000円の割引と、23カ月目の本体返却で8万6592円の割引により、店頭掲示にある通り、実質33円で23カ月間iPhone 15を利用できる。

 機種変更の場合は4万4000円の割引は受けられない。ただ、いつでもカエドキプログラムを利用し、端末を返却する際の割引額も多いため、SIMフリーのiPhone 15を購入して24カ月後に買い取りに出した場合と大差のない金額で利用できる。

 割引のカラクリは他社の特価販売のiPhone 15でもほぼ同じだ。MNP契約で料金プランを乗り換えつつiPhoneを買い換えたい場合は、下手にSIMフリー版や中古を購入するよりもお得なので、特価販売のiPhoneを探して購入した方がいい。

●iPhoneの大容量モデルやiPhone 16 Pro、端末購入サポートで安く買える?

 特価販売の対象スマホはiPhone 15やiPhone 16の128GBモデルが多い。だが、スマホを使いこなしている人ならiPhoneの256GBなどの大容量モデルやiPhone 16 Proなどの上位モデルを安く購入したいだろう。

 特価iPhoneが安い理由は前述の通り、MNP契約時の割引金額が最大の4万4000円に設定されている点にある。このため、iPhoneの256GBモデルやiPhone 16 Proなどの上位モデルをお得に入手したい場合、“店頭でMNP契約と一緒に購入した場合の割引金額を聞く”のが最短の方法といえる。もし店頭に在庫があり、4万4000円に近い割引で購入できたらラッキー、と考えていいだろう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください