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ソフトバンクが10年ぶりにGalaxyを扱う3つの理由、「月額3円」なぜ実現? 発表会場でキーパーソンを直撃

ITmedia Mobile / 2025年1月23日 11時51分

―― 事業法のお話がありましたが、Galaxyはリセールバリューが高い(ので、残価を高く設定できる)と思います。これも魅力でしたか。

寺尾氏 そうですね。グローバルで売れているもののリセールバリューが上がるのは自明のことです。もちろん、われわれにはiPhoneもありますし、Pixelもありますが、3つ目の大きな柱としてGalaxyをやっていくことになります。

―― Galaxyぐらいのリセールバリューがあれば、月額3円も可能なのでしょうか。

寺尾氏 精いっぱいやりました。ノーマルモデルは1年で36円からスタートします。

―― ガイドライン改正でやりづらくなったような気がしますが、そこは無視していないですよね(笑)。

寺尾氏 無視はしていないです(笑)。当たり前ですが、ルールとコンプライアンスは守っています。

 1つは企業努力で、どこまでわれわれがマージンを削るかということや、サムスンさんの協力もあります。その結果として、原価に対してリセールバリューが高くなります。今回は――いや、いつもズルはしていません(笑)。

●ガイドライン改正は「誰にとっていいのか分からない」

―― あのガイドライン改正はどう受け止めていますか。

寺尾氏 誰にとっていいことなのかが、よく分からないですね。初めて出たものでリセールバリューがつかないのは、どうするのということもあります。そういうこともあって、中国メーカーが厳しいんですよね。サムスンさんのように、グローバルでリセールバリューがあればそこそこの値段はつけられますが、それでもAndroid陣営は低くなってしまう。それが本当に正しいのかとは思いますが、コンプライアンスは守ります。

―― ミリ波につけられる割引はどうでしょう。

寺尾氏 結局、8万円を超えてからの割引ですからね。あとはミリ波対応の端末を安く入れていただければいいのですが。

―― 端末のラインアップが増えていますが、調達にリスクはないのでしょうか。

寺尾氏 今回はサムスンさんにも協力いただきました。フィーチャーフォンのころは、ひと声100万台というような話もありましたが、今はグローバルで売られていることもあり、そこまで大きなロットにはなりません。そういう意味では、コントロールしやすい範囲になったと思っています。

―― 今後、メーカーの選別や淘汰(とうた)みたいなことはあるのでしょうか。

寺尾氏 最後はお客さまの支持ですね。サムスンさんの前で言うのもあれですが、われわれにとって競争が活性化するのはいいことだと思っています。原価に応じてフェアな価格設定になるようにはしています(新トクするサポートのことを指しているとみられる)。

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