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mineo「50GBコース」新設の背景は? 大手キャリア30GB化の影響は大きく受けず

ITmedia Mobile / 2025年2月3日 18時56分

mineo「50GBコース」新設の背景は? 大手キャリア30GB化の影響は大きく受けず

オプテージが3月13日から提供するマイピタの50GBコース

 オプテージは2月3日、MVNOサービスのmineoで、月間データ容量が50GBの料金プランを新たに用意するなどのアップデート内容を発表した。コンシューマ事業推進本部 モバイル事業戦略部長の松田守弘氏が登壇し、発表内容や現況を語った。記事内の金額は全て税込み。

 発表内容は大きく2つ。1つは基本データ容量で選ぶプラン「マイピタ」に50GBコース(月額2948円)を新設したこと。もう1つは最大通信速度で選ぶプラン「マイそく」のプレミアム(月額2200円)の最大通信速度をアップデートしたことだ。

●50GBコース新設の背景に「データ利用量の増加」も、「他社の30GB化の影響を大きく受けていない」

 これまでマイピタでは、月額1298円で1GB、月額1518円で5GB、月額1958円で10GB、月額2178円で20GBの4つのコースを用意していたが、3月13日から50GBのコースがを新設し、合計5つのコースを選べるようになる。

 松田氏は「50GB新設の背景」に消費者のデータ利用量が増加していることを挙げる。総務省が公開している「我が国の移動通信トラヒックの現状」によれば、20代を中心に大容量プランの契約が増加しており、「データ使用量は2018年からの6年間で約5GBから約12GBと、実に2倍以上に増加している」と松田氏は紹介する。

 オプテージがマクロミルに委託した調査では、20代の約3人に1人が30GBを超える料金プランを契約していることが分かった。「その他の年代でも依然として5GBまでの低容量の契約を選択される方が多い状況ではあるが、30GBを超える大容量の契約を選択している人が一定数いらっしゃり、確実に存在感が増している状況」(松田氏)

 さらに、松田氏はエリクソンの「モバイルモビリティレポート2024年11月版」を引用し、「2020年には月間9GBだったところが、2024年~2025年にはおよそ20GBと倍増しており、5年後の2030年には40GBとさらに倍増する、と想定されている」と述べた。

 「この新コース(50GBコース)を加えることにより、マイピタは1GBから50GBまでの5コースのラインアップとなり、ちょっと未来の当たり前までカバーする」(松田氏)という。50GBでできることの例は、「動画視聴なら100時間程度、音楽ストリーミングなら800時間程度、SNSなら50時間程度」(松田氏)となっている。

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