1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

mineo「50GBコース」新設の背景は? 大手キャリア30GB化の影響は大きく受けず

ITmedia Mobile / 2025年2月3日 18時56分

 通信容量の大容量化はmineoに限ったことではない。2024年、ドコモがahamoのデータ容量を30GBに増やしたことを皮切りに、競合他社が料金プランの見直しや値下げに踏み切る動きが加速した。業界では「第二のahamoショック」と表現される。

 KDDIはUQ mobileの「コミコミプラン」を「コミコミプラン+」に改定し、データ容量を特典込みで33GBに増量。残るソフトバンクもY!mobileとLINEMOで料金改定を実施した。MVNOでは日本通信が「合理的30GBプラン」のデータ容量を30GBから50GBに増量し、「合理的50GBプラン」として月額2178円で提供している。

 松田氏は「50GBの大容量コースを新設するだけではmineoではない」として、「50GBコース限定でmineoならではの3つのオプションサービスを無料で利用できる」ことを紹介した。具体的には、通信速度1.5Mbpsでデータ通信が使い放題になる「パケット放題Plus」、無期限で余ったパケットをためられる「パスケット」、毎日夜間(22時半~7時半)に通信速度やデータ容量の制限なく使い放題となる「夜間フリー」の3つのオプションサービスを無料で利用できる。

 一方、松田氏は「MNO(大手キャリア)による30GB化の影響は大きく受けていない」との見解を示す。これは「既存の20GBのコースでも、パケット放題Plusや夜間フリーを活用すれば、実質的に20GBを超えるような容量を使える」ためだという。「MNP転出による大きな影響を受けていない」のは、こうした「mineoらしさ」が寄与したのだろう。

・→mineo、月額2948円で50GBのプランを追加 1.5Mbps使い放題/夜間使い放題のオプション込み

●データ無制限プランも高速に 具体的には何ができるようになる?

 マイそくのプレミアムについては、最大通信速度を向上させ、「データ無制限プランをもっと速く快適に」利用できるようにした。具体的には、通常時の最大通信速度を3Mbpsから5Mbps、昼時間帯の最大通信速度を32kbpsから200kbpsに大きく引き上げる。「5Mbpsなら720~1080pの動画視聴の他、アプリやOSのダウンロードが可能で、200kbpsならアプリ通話やスマホ決済が可能」(松田氏)とする。

 マイそくのプレミアムの月額料金を据え置いた点にも注目で、松田氏は「音声通話付きでも月額2200円で、お得感が増した料金となっている」と紹介した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください