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フルサイズセンサーなのに小型軽量、「LUMIX S9」はSNSユーザーのための“初めてのカメラ”

ITmedia NEWS / 2024年5月25日 8時20分

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ブラックモデルを正面から。四角くてコンパクトでシンプルなボディが特徴だ

 パナソニックが小型軽量フルサイズセンサー機「LUMIX S9」(DC-S9、以下S9)を発表した。一番大きくてゴツいのがS1、小さくて軽いのがS9というわけだ。

実は、そろそろパナソニックが小型軽量系のSシリーズを用意してるんじゃないかと確信したのは、2月の「CP+2024」でのことだった。

 パナソニックのSシリーズは、フルサイズミラーレス一眼としてはゴツくて重めのボディという印象で、主力の「LUMIX S5 II」は約740g。だいたい他社の主力モデルは700g弱くらいなのでちょっとゴツいのだ。

 でもここ1~2年で登場したレンズをみると、ボディに似合わないくらい小型軽量レンズが充実しているのだ。2023年3月に登場した14-28mmは約345g、今年2月に登場した100mmマクロは約298gでマクロレンズとは思えない小型軽量で話題になった。28-200mm F4-7.1が約413gと、S5 IIがターゲットならそこまで軽く小さくする必要はないんじゃないか、もしかしたらこれらのレンズに似合うボディがくるんじゃないかと思ったわけである。

 それがS9だったのだ。

●電子シャッターのみと思い切った小さなボディはあり?

 S9は、S5 IIをベースに思い切って外せるものは外して、超小型にしたミラーレス一眼である。重さはバッテリーやSDカード込みで約486g。

 フルサイズミラーレス一眼でS9のような小型軽量ボディを特徴とするカメラはソニーの「ZV-E1」や「α7C II」、そしてシグマの「fp」がある。

 重量感としてはZV-E1と同じくらい。α7C IIより軽くて、fpより重いというところだ。

 大きさが気になるだろうから、発表会の会場で(私物の)α7II Cと並べて撮ってみた。一番近いライバルはZV-E1かと思うが、手元にあったのがα7C IIだったので。

 α7C IIの方がグリップが飛び出ていたりEVFが付いていたりで体積としては大きくて重いが、全体のサイズ感は同じだ。フルサイズセンサー搭載することや、カメラとしての持ちやすさ扱いやすさを考えるとこのくらいのサイズになるのだろう。

 ただ、S9の方が凹凸がないぶん、よりシンプルで昔ながらのカメラっぽい雰囲気を見せてくれる。そのミニマムなデザインはいい。

 センサーは35mmフルサイズで2420万画素。像面位相差AFに対応している。

 ボディ内手ブレ補正は搭載。

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