1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

シグマfp愛用者は「LUMIX S9」をどう見たか 開発責任者に設計思想も聞いた

マイナビニュース / 2024年5月27日 18時0分

画像提供:マイナビニュース

パナソニックが、フルサイズミラーレスカメラの新製品「LUMIX S9」を発表しました。Lマウントの超小型軽量カメラといえば、シグマの「SIGMA fp」シリーズが先行していますが、負けず劣らずコンパクトなS9ということで、SIGMA fpユーザーとしては心穏やかではありません。

fpユーザーとしてはS9をどう見たらいいのか。説明会やキーパーソンへの取材、さらに実機に触れてみて考えてみました。

“小さくしたカメラ”の最高峰「SIGMA fp L」までのカメラ遍歴

シグマが2019年10月に発売したのが、Lマウントを採用したフルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」です。常々「小さくしたカメラ」を愛好してきた筆者にとっては、ある意味、究極のカメラでした。

2021年には、センサーの有効画素数を約6100万画素に高画素化した「SIGAM fp L」を発売。「世界最小・最軽量」はそのままに、高画素化と像面位相差AFも加えたハイブリッドAFに対応しました。

そんなSIGMA fpを迷わず購入して、さらにそれを交換する形でSIGMA fp Lへとクラスチェンジした筆者でした。

元をたどれば、フォーサーズマウントを採用したオリンパス(当時)のデジタル一眼レフカメラ「E-420」を購入したのが、この「小さくしたカメラ」のスタートだったでしょうか。2009年には、オリンパス初のマイクロフォーサーズのミラーレスカメラ「PEN E-P1」、2010年にはソニーの初めてのEマウント採用ミラーレスカメラ「NEX-5」、2012年にはよりカメラライクなオリンパスの「OM-D E-M5」を使い、2013年にはマイクロフォーサーズの「LUMIX GM1」を購入しています。コンパクトさの最高峰はこのGM1だったでしょう。

その後は、いわゆる高級コンパクトデジカメに移行して、ソニーの「RX100」シリーズやパナソニックの「LUMIX TX2」、マイクロフォーサーズの「LUMIX GX7MK2」、モバイル通信機能を備えたコミュニケーションカメラ「LUMIX CM1」といったカメラを経由してきました。

個人的にはE-420からGM1まで、「今までのカメラを小さくした」という点に惹かれていたようです。その意味では、フルサイズで「世界最小・最軽量」のSIGMA fp Lは、現時点でもまだほかの機種に負けていません。

SIGMA fp以降、2020年にソニーがα7Cを投入。SIGMA fpにはなかったEVFやバリアングル液晶、そして5軸5段のボディ内手ブレ補正を搭載しており、スペックとしては理想的でしたが、SIGMA fpがあったのでパス。完成度を高めたα7C IIの登場も心が動きましたが、発売時30万円前後という価格がネックでした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください