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「どの生成AIに課金すべき?」を見極めるためにAI検索サービスに課金するという方法

ITmedia NEWS / 2024年6月1日 18時5分

 つまり、現段階では生成AIを日常的に使うには、どの生成AIに課金すべきか? ということをなんらかの形でテストする必要があるということなんです。ある意味、いちばん簡単なのは使うかもしれない生成AIに全部課金すること。ただ、その場合、テストのためにそれぞれの生成AIの画面を、当たり前だけど開かなくてはいけません。これは地味に手間がかかり、結局いつもの画面を開きがちになってしまいます。

 そこで提案したいのが、自分の用途に合う生成AIを見極めるために「Perplexity AI」に課金するというやり方です。

●Perplexity AIに課金するというやり方

 Perplexity AIは、生成AIの中でも、検索に特化したAI検索サービスです。といっても、基本はチャットによる対話型です。

 最新のWebの情報とリンク先まで明示してくれるのがとてもていねいな設計でよろしいです(裏ではBingとChatGPTが動いています)。生成AIを何かを調べるという目的で使う人には、ChatGPTなどよりも、Perplexity AIの方がいい、という人もいると思います。

 そして、実は画像生成にも対応しています。もちろん、アプリもリリースされており、検索においてアプリでも調べることができるのはとても有効です。

 そして、Perplexity AIを有料版にすると、まずは高度な検索機能の「Pro Search」が1日300回以上利用可能になり(無料版ではProサーチは1日5回まで)、ファイルのアップロード回数が無制限(無料版では1日3回まで)になります。

 さらにPerplexityの中で、GPT-4oやClaude3 Opusといった最新AIモデルの有料版を選択できるようになるのです。

 ただし、PerplexityはAIによる検索がベースのサービスなので、どの生成AIを選択しても、それぞれのチャットで255文字の文字数制限があります。ここは本体との大きな違いです。それでも、テストとしては十分だと思いますし、それ以上に同一のチャット画面で、すぐに生成AIを変えた結果の差を見ることができるのは、テストとしてはかなりいい環境になっています。

 また、まだまだ生成AIを使いこなせていないと思っている人にとっても、この方法はおすすめできると思います。生成AIに慣れていないうちは、まずは調べものから入る場合が多いですが、ここはPerplexityの本来のサービスがその部分を担ってくれます。

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