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孤独・孤立対策メタバース「ぷらっとば~す」を公開した理由 内閣府に聞いた

ITmedia NEWS / 2024年6月4日 21時0分

 ユーザー同士のコミュニケーションを禁止した狙いとしては「誰でも利用できる空間として設計しておりますが、現に孤独・孤立状態にある方や他者とのコミュニケーションの苦手な方に合わせて、相互のコミュニケーションは不可といたしました」と説明する。

 「誰でも参加できるという設計上、勧誘や詐欺など本来の利用目的ではない人が来場する危険性もあるため、ある意味変則的な活用であることは認識の上で、利用者の安全性確保を最優先する運用としました」(松川氏)

 ぷらっとば~すのメタバース空間には、リモートワークのコミュニケーションツールとしても使われる「Gather」を採用している。選定の理由を聞くと「操作が容易な2Dメタバースを採用していること、空間デザイン設計の自由度が高いこと。高度な通信環境や周辺機器、専用アプリなどを必要とせず、PCからでもスマートフォンからでもメタバース空間にアクセスすることができるため、さまざまな状況にあるより多くの方に利用してもらえること」を挙げた。

 Gatherの採用にはメリットもある一方で、ユーザーにとっては一部不便な面もあった。コミュニケーションツールであるという特性上、Gatherのデフォルト設定ではカメラやマイクなどの機能が有効になっているが、ぷらっとば~すはユーザー同士の会話を禁止していたため、ユーザーはサービス開始時にマイクやカメラを一度オンにした上で、手動でオフにする必要があった。

 設定をユーザーに任せることなく、最初から全てオフにする仕様にはできなかったのか。松川氏はこの疑問に対し「Gatherの仕様上、マイク・カメラを最初から全てオフにすることができなかったため、来場の皆さまに協力をお願いする運用としておりました」と述べた。

 ぷらっとば~すは、古市氏の投稿をきっかけにユーザー数が急増すると、定員上限に達して入場ができなくなる時間帯も出てくるようになった。ルールを守らないひやかしのユーザーも増加し、システム不具合が原因で31日午前10時にサービスを早期終了した。

 これについて松川氏は「28日から利用者の集中等が見られるようになり、29日夕刻にシステムに不具合が生じたため、復旧に向けてメンテナンスを行っておりました。31日午後6時までの開設予定でしたが、31日午前10時の時点でも復旧のメドが立たなかったため、当初の予定を早め開設終了としました」と説明している。

 「今回の『ぷらっとば~す』はいわば試行実施であり、孤独・孤立対策強化月間である5月限定の運用。メタバース空間の活用については、具体的な運営面の他、孤独・孤立の広報手段や、孤独・孤立に悩む方の相談の場として効果的かどうかなど、今回の試行結果を踏まえて後よく検討していきたい」と説明。指摘が相次いだぷらっとば~すだが、今回の結果を受けて今後の対策支援を検討するとしている。

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