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動画ガチ勢のためのミラーレス「LUMIX GH7」登場 ProRes RAW内部記録や、32bitフロート録音に対応

ITmedia NEWS / 2024年6月6日 13時49分

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 パナソニックは6月6日、マイクロフォーサーズ規格の新型ミラーレスカメラ「LUMIX GH7」を発表した。動画に注力したGHシリーズ最新作で、RAW動画の内部記録や「ARRI LogC3」をサポートする他、別売のXLRマイクアダプターを装着することで、一眼で初となる32bitフロート録音をサポートする。

 新開発のイメージセンサーは、2520万画素の裏面照射型。779点の像面位相差AFを搭載し、AF精度と速度が向上した他、人物や動物、クルマなどを認識する「リアルタイム認識AF」に飛行機と列車を追加した。画像エンジンは、ライカとパナソニックが共同開発した「L2 Technology」搭載のヴィーナスエンジンを採用する。

 ボディ内手ブレ補正は7.5段分に達し、レンズ内手ブレ補正と協調動作する「Dual I.S. 2」、動画の手持ち撮影をサポートする「アクティブ I.S.」が利用できる他、より大きな手ブレを補正できる電子手ブレ補正(E.I.S)も併用可能だ。

●RAW内部記録、32bitフロート録音、ARRI LogC3などてんこ盛り

 最大の特徴でもある動画機能を大幅強化。最大5.7K/59.94p、Cinema 4K/119.88p、4K/119.88pの10bit内部記録が可能な他、GHシリーズで初めてRAW動画の内部収録に対応。最大5.7K/29.97p、Cinema 4K/59.94pのApple ProRes RAW HQをCFexpressカード/USB接続の外部SSDに記録できる。ProRes 422 HQ/ProRes 422ならSDカードへの記録も可能だ。

 HDMIを使った外部記録にも対応。動画記録中にHDMI端子から4:2:2 10bitで映像出力する「HDMIモニタリングスルー」のほか、動画RAWデータのHDMI出力も可能。ATOMOSのNINJAシリーズやSHOGUNシリーズや、Blackmagic Designの「Video Assist 12G HDR」と接続することで、PreRes RAWやBlackmagic RAWでの記録が可能となる。

 加えて、アップグレードソフトウェアキーを購入することで「ARRI LogC3」が利用可能。業界最大手のARRI製シネマカメラとカラーマッチングできるようになる。「ARRI Look Library」には、87種類のARRI Look Fileが付属。LUTをリアルタイムに適用させながら記録できる「リアルタイムLUT」と、709変換用LUTパッケージを組み合わせることで、ARRI Lookの色味で直接収録できるという。

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