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「モデル3」なら最大85万円 テスラ購入で外せない「CEV補助金」の話 支給されて分かったこと

ITmedia NEWS / 2024年6月23日 16時47分

 これなら下取り額という、ディーラーや業者等に売却しなければ決定できない要素を気にしなくていいので、他車への乗り換え時に予算計画が立てやすくなります。仮に、Model 3 LRの85万円の補助額を設定し、他は同じ条件で算出すると次のようになります。

・85万円×(12カ月÷48カ月)=21万2500円

 これであれば残存期間に応じて返却額が算出されるので、ユーザーの肌感覚としてもフェアな印象です。ただ、次も新車のEVを購入し新たに補助金を受けたい場合は、返納終了後でないと次の申請ができない仕組みです。

 ただし、筆者が受けた「令和2年度第3次補正予算における環境省補助事業」については、例外的な扱いを受けています。

 CEV補助金の事務局に確認したところ、「環境省補助事業に限っては、令和4年度補正予算以降の残存期間による計算書式が適用される」とのことです。

 また、処分申請を実施する場合の書式も環境省補助事業だけは別の書式が求められます。2021年にTeslaを購入した人は、筆者のように環境省補助事業による補助を受けた人が多いのではないでしょうか。売却の際には、事務局に確認することをお勧めします。

●「終のクルマ」はアップルカーがよかった?

 とまあ、ここまで読んで「山崎はもしかしたら乗り換えを考えているのか」という疑念(?)をお持ちの方もいるかもしれませんが、現状、その気はまったくありません。最短でも、補助金の保有期間が終了する1年半先、状況によってはそれ以後も乗り続ける気持ちでいます。

 本連載の初回「iPhoneにタイヤをつけたような『Tesla Model 3』を買ってしまった “人生最後のクルマ”になぜ選んだか」で「最後(になるかもしれない)のクルマ選びを楽しむ」と記したように、現状のModel 3を8年、10年と乗り続け、免許返納に至る、などということもあり得ます。

 OSが「漢字Talk」と呼ばれていた1980年代後半からのMacintoshユーザーとしては、ドライバー人生を終了するときのクルマはアップルカーがいいな、と考えていましたが、残念ながら開発を中止したとの報道がありました。

 ならば、「走るiPhone」の異名をとるTeslaが「終のクルマ」となるのもすてきなことではありませんか。というわけで、ITmedia NEWSの編集部が許す限り本連載は続き、2021年製Model 3のアップデートによる進化(一部退化?)とクルマとしてのハードウェアが劣化する様子をお伝えする所存です。

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