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「病による悲しみ減らしたい」と孫正義氏 SBG、がん治療プラットフォームの米Tempusと合弁会社設立

ITmedia NEWS / 2024年6月27日 19時45分

 日本では、外科治療や放射線治療、薬物療法などの科学的な根拠に基づいた「標準治療」から、がん治療を開始するケースが多い。遺伝子検査や分子/臨床/病理/医療画像データといった、医療現場で分断されているデータを収集・解析することで、副作用の軽減や薬剤の有効性を向上させるなど、患者ごとに適した治療方針の提案に繋げられるとしている。

 孫氏は今後のAI技術の急速な進歩に言及し、4年ごとに1000倍のペースで性能が向上すると予測。「メディカルサイエンスとデータサイエンスの融合によって、メディカルASIの世界を作るべきだ」(ASI=人間を超越した人工知能)と述べ、「まず癌において、そこから心臓病や高血圧などありとあらゆる分野に対して、人の命を救う、人の悲しみを少しでも減らすことが有益だと僕は思う」と語った。

 なお、標準治療のあとに遺伝子検査を行う今の流れと異なり、Tempusを利用する場合、データ解析やパーソナライズ治療のために遺伝子検査が必須になる。遺伝子検査の保険適用について孫氏は「どこまで保険適用すべきかは議論があっていいと思う」とも述べている。

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