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テスラオーナーが気になるEV、「ボルボ EX30」試乗レビュー 老舗が作るピュアEVはひと味違った

ITmedia NEWS / 2024年7月27日 11時5分

 APに慣れている筆者だけに、EX30の件の挙動は最初、さすがに驚きましたが、そういうものだと理解した後は、問題なく接する事ができました。ちなみに、APはウインカーを作動させると強い反発を受けることなく進行方向にハンドルを切ることができます。そして、APはキャンセルされます。ウインカー作動でパイロット・アシストがキャンセルされるのはEX30も同じでした。

 試乗のコースが交通量の多い高速道路に限定されていたので、残念ながらオートレーンチェンジは作動しませんでした。変更先のレーンにある程度の余裕がないと作動しないようです。

●度胸がなくコンプリートできなかった自動駐車機能

 EX30には、21年型のModel 3にはないカメラビュー機能があります。バードアイ映像です。シフトを後退に入れると、自動的に真上からの俯瞰画面に切り替わります。この映像があるだけで、ものすごく安心感があります。

 EX30には、パークパイロットアシストという自動駐車機能が標準で装備されています。かなり優秀なようです。「ようです」としたのは、筆者の度胸が足りず、駐車コンプリートまでにいたらなかったからです。自動でハンドルを操作し、枠内へ自走してくれるのですが、最後の最後で、怖くてブレーキを踏んでしまいました。ブレーキを踏むと機能がキャンセルされてしまいます。

 後から動画を見ると、近接センサーで隣のクルマとの距離が最小46センチまで迫ったところで、怖くなってブレーキを踏んでいます。センサーの警告音の間隔が次第に速くなりモニターで見ていると、ぶつかる!と感じてしまったからです。

 車両を返却した後、担当者に確認すると「距離は20センチくらいまで攻めるのでそのままブレーキを踏まないでいるとちゃんと枠の真ん中に駐車します」とのこと。動画をご覧頂くと分かりますが、コンプリート寸前でブレーキ踏んでいるので、このまま見守っていれば、もう一回切り返して枠の真ん中に自動で駐車できたのかもしれません。

 このパークパイロットアシストは、隣車との距離だけでなく、駐車時の速度も攻めます。筆者が普段手動で行うより、素早い駐車が可能だと感じました。ただ、駐車枠の隣に他車が止まっていないと機能しないようです。試しに、がら空きの白線枠だけのところで試しましたが、システムが駐車枠を見つけることができず、機能自体をオンにすることができませんでした。

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