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動画カメラの“本命”か──ソニー「ZV-E10 II」はスマホ世代に向けた秀逸な入門機

ITmedia NEWS / 2024年8月18日 11時31分

 特徴的なのはズームレバー。電動ズームレンズ(レンズキットの薄型レンズがそれだ)なら、レバーでズーミングできる。

 標準ズームレンズを使っている限り、使用感はほぼコンパクトカメラだ。動画撮影時も電動ズームはズーミングが安定するのでいい。

 2番目の特徴は撮影モードダイヤルがないこと。

 あるのは静止画・動画・スロー&クイックの3つのポジションがあるスライドスイッチだけだ。PとかAとかSとかそんなこと知らなくても使えるよ、というメッセージだ。

 各種撮影モードはメニューから選ぶことができる。簡単な解説付なのも初心者向きでいい。

 3番目の特徴はマイク。

 本体上面に3つのカプセルマイクが内蔵されており、動画撮影時は付属のウインドスクリーン(通称:もふもふ)をアクセサリシューに取り付ける。

 これがあると、屋外での動作撮影時の音声が全然違う。風の音を軽減し音声をきちんと拾ってくれるのだ。

 前モデルと比べて進化した点も挙げたい。それはタッチパネルを使った操作系だ。最新のVLOGCAMと同様のタッチ操作が導入された。

 撮影やフォーカス・連写、さらに検出する被写体の選択などよく使うものを選べる。

 自撮り時も画面上のボタンでほぼ操作を賄える。なお三脚にしているのが別売りのシューティンググリップ。動画撮影時はグリップになる。。

 よくできているのは「おまかせオート」での「画像調整」機能だ。「おまかせオート」だとすべてカメラ任せになるのかと思いきや、そうじゃないのである。

 左下にある「画面調整」ボタンを押せば、背景ぼかし(絞り値のコントロール)、明るさ(露出補正)、色合い(ホワイトバランス)、クリエイティブルックの4つのボタンが下に現れる。

 この4つを平易な言葉で表示してくれるのでカメラに馴れてない人でも感覚的にセットできるのだ。

 おまかせオートといいながら、それなりにいじれるわけで、カメラについて詳しく知らなくてもいいよ、というメッセージを感じるモードだ。

 今回、縦位置にも対応。縦だとちょっとボタンのバランスがイマイチだけど、縦位置撮影(特に縦位置動画)を撮るときにいい。

●コンパクトデジカメ感覚でさくっと撮れるスナップ機かも

 カメラとしては実にソニーのミラーレス一眼なので写りは優秀。前モデルに比べてちょっと画素数が増えたセンサーになっているが使っていて違いを感じることはまあないだろう。

 VLOGCAMなので、おまかせオートで撮ってみた。

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