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動画カメラの“本命”か──ソニー「ZV-E10 II」はスマホ世代に向けた秀逸な入門機

ITmedia NEWS / 2024年8月18日 11時31分

 レンズはキットレンズの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」。IIとあるように新型になっており、前モデルよりちょっと軽くなった。薄型の電動の沈胴式パンケーキズームという特徴を活かしつつ、AF性能の向上やブリージング補正機能に対応するなど最新のボディに合わせてリニューアルされたものだ。

 24-75mm相当で薄くて軽い割に利用範囲は広く、ZV-E10 IIと合わせるとコンパクトデジカメの様に気楽に使える。

 モニターを開いて低い位置から暑くて誰もいない公園のブランコ。背景ぼかしオンで撮影。

 そうそうEVFがないので撮影は背面モニターに頼ることになるのだが、晴天下ではモニターの明るさを「屋外晴天」にしないと暗くて見づらい。でもいつもそうするとバッテリーの消費がはやい。ボタン一つで「屋外晴天」モードのオンオフが簡単にできてほしいなと思う。

 AFは被写体検出AFとして人物・動物・鳥をフォロー。

 こちらは動物の瞳を認識したシーンだ。

 ISO感度はISO32000まで(拡張ISO感度で最高ISO102400)上げられる。

 ソニーの画作りの特徴としてクリエイティブルックに注目したい。

 かつて「ピクチャープロファイル」という画作りのバリエーションを用意しており、今でもそれは残っているが、ソニーとしては静止画にも動画にも使える「クリエイティブルック」推しのようだ。

 代表的なものを4つ挙げてみた。特徴的なのはSH(ハイキーで明るくとる)とFL(フィルム調ということだ)だ。

 SHはイマドキっぽい画作り。逆光気味の屋外で力を発揮するわけで、これなんか露出補正はかけてない。肌をぱーっと明るく撮りたいときなんかにいい。

 というわけで、ソニーのカメラを楽しむなら、クリエイティブルックのFLやSHあたりを使ってみるといいかと思う。

 標準ズームレンズは電動式のパンケーキだが、ダブルズームキットに含まれるのは細くて軽くて廉価な55-210mm。こちらは電動ではないが、軽くて扱いやすいのでもうちょっと望遠側が欲しいという人におすすめだ。

 Eマウントレンズの中ではかなり昔のものだが、ダブルズームレンズキットに含まれるので借りてみた(実際にはブラックボディにはブラックのレンズがセットになる)。

 VLOGCAMなので動画にはもちろん強い。

 従来通り、商品レビュー用設定やシネマティックVlog設定も搭載。

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