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テスラ最大の利点は「ソフトウェアアップデート」 夏のアップデートでできるようになったこと

ITmedia NEWS / 2024年9月26日 16時47分

テスラ最大の利点は「ソフトウェアアップデート」 夏のアップデートでできるようになったこと

 Teslaが誇る大きな武器として、自宅等にいながらにして行えるOTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデートがあります。他のメーカーにもOTAアップデートを謳うクルマがありますが、「Teslaさんが実施しているようなあらゆる機能に及ぶアップデートには対応できない」(ある国産メーカーのマーケティング担当者)と言われるほどです。

 6月、Model 3に大きなソフトウェアアップデートがありました。その中から注目度の高い項目をピックアップして紹介しましょう。

1. アダプティブハイビーム

2. 周囲の交通状況映像のアップデート

3. 高速道のSA・PAの表示

4. Audibleアプリの追加

 アップデートはもちろん嬉しくもあるのですが、同時に今回のアップデートでは、同じModel 3であっても、インフォテインメント用のCPUの違いでユーザーインターフェイス(UI)に大きな差異が生じており、ハードウェア由来の陳腐化の進行を身をもって知るところとなりました。

 例えば、最新のModel 3では、次の動画のように自車の様子を全画面表示することができます。さらに、走行中は全画面で周囲の交通状況を映し出すことができます。筆者の21年式Model 3では、現状この全画面表示ができません。CPUの処理速度が追いつかないからでしょうか。

 まあ、考えてみれば当然で、iPhoneにしても現状のiOS 18においては、 iPhone 8/8 PlusやiPhone X以前の機種はサポート対象外なわけです。「SDV(Software Defined Vehicle)は、アップデートで常に最新の機能が得られ、クルマが古くならない」という言説を目にすることがありますが、それも程度問題ということです。

●アダプティブハイビームで夜も御安全に

 アダプティブハイビームというのは、ヘッドライト機能の名称です。ハイビーム走行時であっても、先行車や対向車がまぶしくないように、その部分だけ光が当たらないよう、あるいは路肩の歩行者などを発見しやすいように自動で調光してくれるシステムです。さらに、前方のカーブに合わせた調光も行ってくれます。

 Model 3の場合、従来は先行車や対向車を検知してハイビームのオンとオフを切り替えるだけの機能しか提供されていませんでした。OTAでアダプティブハイビームが有効化されたということは、もともと、それを可能にする、個々のLEDを制御可能なピクセルLEDヘッドライトが搭載されていたということでしょう。

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