HHKBキラー? 東プレ「REALFORCE RC1」を試す 小型ながら“絶妙に分かってる”キー配列とは
ITmedia NEWS / 2024年11月6日 10時47分
コンピュータ用キーボードの世界は、なかなかヒット商品というのが生まれにくいのだが、昨今記憶に残るヒットといえば、2023年10月にリリースされたPFUの「HHKB Studio」が挙げられる。
根強いファンの多いHHKBにポインティングスティックとマウスボタンを搭載し、さらにボディーの翼面にジェスチャーパッドを設けて、キーボードから手を離さずにマウス操作まで実現した、異色の製品である。MONOistにて開発者インタビューも行っているので、ご興味のある方はご一読頂ければ幸いだ。
HHKBといえば静電容量スイッチを思い浮かべるところだが、HHKB Studioではユーザーによるカスタマイズ性を重視し、あえてメカニカルスイッチを採用、キースイッチを交換できるようにした。一方で静電容量スイッチの本家といえば、東プレの「REALFORCE」である。
22年の10月にテンキーレスの「REALFORCE R3S」を取り上げたところだが、さらにコンパクトなキーボードを、という市場の声も強かったようだ。この10月に、いわゆる70%サイズといわれる配列で、REALFORCE RC1というシリーズが投入された。英語配列、日本語配列ともにキー荷重30gと45gがある。R3Sのときは先に日本語配列が出て、あとから英語配列が発売されたが、今回は同時発売である。価格はいずれも3万5860円となっている。
今回はRC1の英語配列・30g「C1HK13」のサンプルを提供いただいたので、早速使ってみているところだが、HHKBにいまひとつ乗り切れなかったユーザー必見の製品といえそうだ。
●実は独特のキー配列
キーボードにおいて、フルレイアウトとテンキーレスはおなじみのサイズだが、その他にもフルサイズに対する横幅を基準とした、パーセントで表記する配列がある。
13インチ前後のノートPCに搭載されるキーボードが、一般的に言う60%配列に近い。Enterキーの右側に何もキーがないタイプだ。ただノートPCのキーボードは、小さいながらもファンクションキーやアローキー(矢印キー)を備えている。外付けキーボードにおいてはファンクションキーやアローキーがないものを一般に60%サイズと呼ぶようである。
一般にコンパクトキーボードとされるのは70%サイズで、テンキーレスキーボードの右側部分、すなわちアローキーやHOME、ENDといったキーがある面積を削減して、そこにあったキー群をEnterキーの右側に1列もしくは2列に押し込めた配列になっている。ただEnterキーに近いので、誤ってそれらのキーを押してしまうケースがあり、嫌う人も多いようである。
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