1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

HHKBキラー? 東プレ「REALFORCE RC1」を試す 小型ながら“絶妙に分かってる”キー配列とは

ITmedia NEWS / 2024年11月6日 10時47分

 REALFORCE RC1は70%サイズキーボードとして紹介されているが、個人的にはEnterキーの右側にキーがないので、変形60%と呼ぶべきではないかと思っている。一般に60%配列というのはHHKBのようにアローキーもファンクションキーも排除されているが、REALFORCE RC1は横幅こそ60%キーボードだが、アローキーを備え、さらにファンクションキーも備えているからだ。このため、見た目的には四角い箱の中にキーがギュウギュウに詰まった感がある。

 日本語入力をメインにするものにとって、アローキーの存在は必須だ。入力した文字の変換範囲を変更したり、入力済みの文章の一部を選択して削除したりすることが頻発するからである。なんなら文字キーよりも使用頻度が高いかもしれない。すなわち日本語入力者にとっては、テンキーレスキーボード(80%配列)のいいところを残しながら、70%配列のダメな部分を排除したという、絶妙に分かってるキー配列になっているのが、REALFORCE RC1というわけである。

 これまでREALFORCEの現行商品には、フルキーボードかテンキーレスキーボードしかなかったわけだが、RC1で新たにコンパクトシリーズが立ち上がったということになる。もっともこれはREALFORCEシリーズに限った話だ。東プレはほかにも企業向けにカスタムキーボードをたくさん作っているため、これまでコンパクトモデルが絶対なかったかといわれると、そこまでは分からない。

●R3Sの機能を継承

 現在手元にはRC1と2年前にご紹介したR3Sがある。どちらもキーストローク40mm、キー荷重30gのスイッチだが、打ち比べてみると微妙にタッチが違う。RC1のほうが若干軽いように思える。そもそも30gを選んだ時点で軽いキーが好きなわけで、軽くなる分には望むところである。

 これだけコンパクトにしたということは、当然持ち運んで使うということも視野に入っている。R3SがUSB-Aオンリーだったのに対し、RC1ではUSB-Cのほか、Bluetoothを4台まで切り替え可能になっている。出先でタブレットやスマホとと接続して、やや長文のメールを返すといった用途も考えられる。

 もちろんノートPCでも……と思い、いわゆる“尊師スタイル”に挑戦してみたが、脚部がPCのキーを押してしまうため、このままでは使えない。RC1を浮かせるための、何らかのスペーサーが必要である。さすがにここまでのトレンドは押さえられなかったようだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください