“博物館の照明”を充電式にした理由は? ミネベアミツミ「サリオピコ ポータブル」の新コンセプト
ITmedia NEWS / 2024年11月30日 10時20分
実際の使い方としては、普段は有線で電源につないで使って、一時的に別の場所で使いたいとか、停電時などにはバッテリーで使用するというのが、このライトに一番合う使い方ということになる。私は、普段は、ペンスタンドの上に乗せた1灯タイプをデスクライトとして使いながら、机の上で写真を撮りたい時は電源コードを外して、ライティング機器として使ったり、細かい文字を書く時に、手元に持ってきたりといった形で運用している。こういう使い方なら、バッテリーは1時間半もてば十分。
コンパクトながら明るくて、光の質が良い照明を、好きな場所に持っていって使えるというのは、明るさを求める場合だけでなく、撮影の照明や記念日の食事の時のテーブルライト、手元の細かい作業時のスポットライトなど、デスクライトの範疇を大きく越えた使い方ができるのだ。元々が、デスクライトとしてはかなり特殊な製品だし、デスクライトというより、サリオピコという照明機器のジャンルのような製品なので、充電できるデスクライトというカテゴリーからは、どうしてもはみ出す。その意味でも、バッテリーの持ちが短めなのは、欠点というより製品特徴に見えるのが、この製品の面白さ。
「バッテリーはリチウムイオン電池を使っています。従来品との仕様的な違いは、バッテリー内蔵かどうかだけで、ACアダプターも、レールも同じで、ライトにも互換性があります。なので、従来の製品をお持ちの場合、今回のレールに従来のライトを付けることもできます。ただ、ライト部分も、今回、リニューアルしました」と上野さん。
このリニューアルが個人的にはとてもうれしいものだった。一つは、ライトが、右方向にも左方向にも動かすことができるようになったこと。従来のものは、右方向にのみ動く仕様だったので、左方向を照らすためには、ライトを上下逆に設置する必要があった。
「元々、博物館用の照明は、横方向に伸びたレールにライトを装着する仕様でしたから、半球状に動けば用が足りました。それを、そのまま小型化したので、両方向に動かせた方が便利なんてことが分からなかったんです」
こういうところが、BtoB製品をコンシューマー向けに販売する場合の落とし穴なのかもしれない。私を含め、ユーザーサイドは、デスクライトだと思っているので、左右に振れないことの方がビックリするのだ。
さらに、ライト部分の変更はもう一点。この製品は、ライトの前面にレンズが付いていて、先端を回すことで光の照射範囲を変えることができる。前の製品では、最小から最大までの距離が長く、かなり多く回す必要があった。
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