なぜ「バーチャファイター」は素人ゲーマーも虜にしたのか? 新作発表でテンション上がる40代漫画家の考察
ITmedia NEWS / 2025年1月12日 12時20分
2024年12月13日にアメリカで行われた「The Game Awards 2024」で、3D格闘ゲームである「バーチャファイター」の最新作が開発されることが発表されました。2006年リリースの「バーチャファイター5」ぶりの完全新作。そして1月8日に「CES 2025」で公開された新規映像は、約30年前の興奮を呼び覚ますものでした。
初代「バーチャファイター」がアーケードゲームとしてリリースされたのは1993年。翌94年には新ハード「セガサターン」のローンチタイトルとして発売され、家でも楽しめるようになりました。
当時、高校生だったボクは、セガサターン版のバーチャファイターにハマり、放課後に昼食代の500円を握りしめて「バーチャファイター2」をプレイするためにゲームセンターに通い詰めました。その後もロクに勉強はせず、続いてリリースされた「バーチャファイター3」をゲーセンで遊び倒すという浪人時代を過ごすことになります。
ちなみにセガサターン発売当時に社会人1年目だった担当編集氏は、ファミコンを買ってもらえなかった子ども時代の反動もあってか、セガサターンとソフト、専用コントローラーも込みで、初めての“大人買い”をしたそうです。
●格闘ゲームがとくに好きではない人も惹かれた
いわゆる格闘ゲームは得意ではなかったボクらのような素人ゲーマーが、なぜバーチャファイターには惹かれたのでしょうか?
それまでの格闘ゲームは、2Dのグラフィックで描かれ、いわゆる“気弾”など現実離れした技を駆使して闘うものでした。しかしバーチャファイターは、3Dのポリゴンで作られたキャラたちが、実際の格闘技でも見られるリアルな技で闘います。
キャラクターは、リアリティというより、そこに“実在する”感じが魅力でした。ポリゴンによる3D表現という当時の最新技術を、初代はとくに荒削りでしたが、ゲーム性にうまく昇華したシリーズだったと思います。
特に投げ技は、相手を捕えるまでの動作の細かさや、相手を持ち上げる時にその重量まで感じられるようなモーションが本当にリアルでした。そんな投げ技が使いたくて、ボクはプロレスラーの「ウルフ」といった、投げ技が得意なキャラをメインで使用していました。ヘタクソだったので対人戦ではほとんど勝てませんでしたが、それでもそんなリアルな技のモーションが好きで、バーチャファイターシリーズにハマっていきました。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「10年先いってる」新作バーチャファイターの映像が大好評 “ヤバすぎるモーション”に驚きの声「まるでアクション映画」
ねとらぼ / 2025年1月10日 14時54分
-
大人気ドラマ「イカゲーム」のシーズン2は賛否両論 未履修だったマンガ家も納得した、その理由とは?【ネタバレあり】
ITmedia NEWS / 2025年1月5日 12時20分
-
実家のPS4で自宅のPS5をリモートプレイしたら“条件付き”ながらも意外と遊べた件 ゲーム好きマンガ家の帰省スタイル
ITmedia NEWS / 2024年12月29日 12時20分
-
海外でくすぶり続ける「ダンダダン黒人化問題」 何が起こっていたのか? ゲーム好きマンガ家の考察
ITmedia NEWS / 2024年12月22日 12時20分
-
まさに実写化のお手本のようだった映画「はたらく細胞」、それでもマンガ家が気になった部分は?
ITmedia NEWS / 2024年12月15日 12時15分
ランキング
-
1「神ゲー」日本からの声高く翻訳後の日本売上7倍に、“日本人に何故か熱い注目あびたため”日本語実装のインディーSRPG―「実際は、賭けだった」語られる裏側
Game*Spark / 2025年1月11日 18時45分
-
2ハンバーガー店のグッズが早朝に“5分で完売” 「申し訳ございません」と謝罪 高額転売も発生で「増産できますようがんばります」
ねとらぼ / 2025年1月10日 19時8分
-
3ヨドバシ仙台の初売りに潜入せよ。「2025年 夢のお年玉箱」購入レポ!
マイナビニュース / 2025年1月12日 12時20分
-
4GeForce RTX 50だけではない! 社会がAIを基礎にしたものに置き換わる? 「CES 2025」で聴衆を圧倒したNVIDIAの最新構想
ITmedia PC USER / 2025年1月10日 17時40分
-
5ahamo、povo、LINEMOのキャンペーンまとめ【1月11日最新版】 高額ポイント還元施策を見逃すな
ITmedia Mobile / 2025年1月11日 12時14分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください